義捐金活動が広がっています。石川遼君も2億円・・・今季の賞金全額とバーディ1つで10万円という活動をするそうです。女子ぶは有村智恵さんがこれまでの試合の賞金を義捐金として拠出するということです。

単純に聞けば素晴らしいことですが、天邪鬼の楽々は変なことを考えてしまいます。賞金全額を寄付しても生活できる収入・・・いえいえもっと大きな収入があるわけですから遼君も可能です。お気づきのように高額収入ですから当然ながら高額の税金を支払のですが、義捐金については免税を受ける形で実施されると思いま す。つまり国や自治体に入る税金が減って「被災地域」という特定の形で寄付されるわけです。

欧米では当たり前のことですが、日本では中々こういう寄付はありません。楽々もアメリカに視察に行った時に同行の政治家の方が「楽々さん、アメリカの大学に行くと寄付者名簿が玄関に必ず飾ってありますね。日本の企業はどうして寄付をしないんでしょう?」と話しかけられました。

楽々は「個人にしろ、企業にしろ寄付する先は国税庁で厳しく定められているからですよ。高額な法人税や市県民税をかけられている日本では中々難しいことです」と答えたことを思い出しています。

街頭で義捐金活動をしている方を見受けますが、これは全く税額免除になりません。ある意味でプロ選手の義捐金よりも尊いだと思います。

楽々の周囲でも寄付ということで回状が回ってきますが、自由意思ならばわかるのですが半ば強制のような団体からの寄付については引っかかります。それぞれの人がそれぞれの立場でやることに意味があると思います。遼君は2億円という金額ができる素晴らしい人だし、それがまた魅力です。

陰徳という言葉を改めて考えています。