ヘインズブランドInc.のベトナム戦略

マスコミ各紙でもすでに大きく取り上げられているが、

アメリカのヘインズブランドがコスタリカの工場を閉鎖して

本格的にベトナムへ生産をシフトすることになった。

ベトナムでは現在、

Hung Yen省のKhoai Chau地区と

Thua Thien-Hue省のPhu Bai工業団地内の2箇所に

工場を構えて8000名以上の従業員を擁している。

コスタリカの工場を閉めるにあたって、

さらに新工場を開設する計画があるらしい。

Quang Nam省のChu Lai工業団地が新工場の候補地に

挙げられている。

原料は中国南部のサプライヤーから調達し、

隣国のベトナムで製品に縫製加工するスキームだ。

同社は、コスタリカ工場を閉鎖した後も、

近隣国のエルサルバドル、メキシコ、ホンデュラス、ドミニカの工場は

維持するものと見られている。

コスタリカでは工員らの賃金が$600にも達し、

利益を上げるのに苦労していたといわれる。

世界規模の企業だけに、

アジアへの展開を視野に入れていると見られる。

ベトナム北部でのオペレーションを一部見たことがあるが、

検品から出荷、配送まで、非常に合理的に考えられている。

外部に委託するところは委託し、自社で賄うところは賄う。

基本的なことだが、
それをきちんと実行するところがさすが世界企業といえる。

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ベトナムでのアパレル生産は
中国での生産とどこが違うのか？

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調達コンサルタント　秋利美記雄　～～　ベトナムの縫製工場を巡る