ホーチミン市内にある、何でも縫える縫製工場に行ってきた！

サイクルの速い婦人衣料などは
従来ベトナムでは生産が難しいとされてきた。

しかし、昨今の状況は、そんなこと言ってられないらしい。

お手軽な中国生産に馴れている日本のアパレルさんは

とにかく盲滅法に東南アジアを渡り歩き、

そこいら中に雀の涙ほどの注文をバラマキ歩いている。

失敗する数、計り知れないが、それでも、
中には上手に対応してくれる工場もある。

昨日行った工場はそんな工場の典型かもしれない。

門をくぐると、マリア像がお出迎え。

クリスチャンは概して真面目で、個人的には好印象。

出迎えてくれた営業部長の女性と
マリア様がシンクロして見える。^^;
商談には男性の副部長も同席されたのだが、
お二人とも仕草がお上品で、
なんとも言えず、好きになってしまった。

「この工場でやりたいなあ。」

訪問した際は、デニム製品の出荷間近で

ほとんどの人員がこの出荷の対応にあたっていた。

人員は全部で350名ほどという小ぶりな工場なので、

日本のお客さんにもちょうどいいだろう。

現に、どことは言わないが、すでに日本の仕事も入っている。

韓国の「ユニクロ」とも言われることもあるE-Landの事務室。

ベトナムではE-LandはThanh Congという
元国営の大手カットソー工場を買収し、

そこをベトナムの拠点としている。

カットソー商材は自社で生産し、
自社でカバーできないものを外注工場に出す調達戦略だ。
この工場にデニムを入れているのも、このE-Landだった。

婦人服のラインナップ。

薄地も厚地も物ともしない？

何でも縫える縫製工場だ。

冬物衣料もこの通り。

紳士物もあれば、子供服もある。

今どき、こんなふうに何でも縫える工場というのは
ベトナムでもちょっと珍しい存在だ。

私を案内してくれたNさん曰く、
上手なだけあって、値段は安くないとのこと。
Nさんもサンプル依頼しながら、その点だけは心配していた。

工場の敷地内にはこの通り、立派な椰子の木が。

南国らしい青い空に椰子の葉がよく映えている。

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ベトナムでのアパレル生産は
中国での生産とどこが違うのか？

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調達コンサルタント　秋利美記雄　～～　ベトナムの縫製工場を巡る