昨日は、エフゲニー・キーシンのソロリサイタルに行ってきました。

今回のプログラムはリスト生誕200年を記念して、オールリストでした。


Ricordanza (Etude d'Execution Transcendante No 9)
Sonata in B minor
Funerrailles
Vallee d'Obermann
Venezia e Napoli (Gondoliera, Canzona, Tarantella


私がよかったと思ったのは、2つの伝説の「Funerrailles」

昔はキーシンのリストを聴くと、鳥肌が立って、すごく心が躍る感じがしたけれど、今回は聴いていて息が苦しくなる感じがした。特にソナタ・・・

凄いテクニックなんだけど、必要以上に速い16分音符。

もっと近い席で聴いていたら、感動も違ったかもしれない。

正直、ずーっとリストを2時間も聴いてたら疲れるんじゃないかと思ったけど、プログラムの構成がよかったです。

アンコールは、リストがシューマンの歌曲を編曲した「Widmung 献呈」

私の一番好きな曲で、一番大切にしてる曲。

この曲を知るきっかけになったのも、キーシンのCD。

生で聴けて嬉しかったぁ。

前の席のおばさんも、この曲の後号泣してました。

原曲のシューマンの歌曲もとてもよくて、リストのアレンジは絶品!!

2曲目のアンコールは、いまだに思い出せず・・・・あぁ、すっきりしない!!!

細部まで知ってる曲だったのに!

リスト??いや、ショパン??

3拍子だったのは確か。

何だろ・・・・あの曲・・・・




もう何度聴いたか分からないくらい、日本でもロンドンでも必ず行ってる。

最初に聴いたのは、キーシンが初来日したときで、私はまだ3歳だったとか・・・記憶にありません。

もうキーシンも今年で40歳。

若手って言われてきたけど、もうそんなに若くもないのね。

さすがにオールリストのプログラムはお疲れのご様子でした。

いつもなら、アンコールがメインってくらいサービスしてくれるけど、今回は2曲だけでした。

それでもお腹いっぱい。十分すぎるくらい充実したリサイタルでした。

まだまだロンドンでキーシンの人気は劣っていません。

会場の席は完売。

ステージ上に100席くらい追加されて、それも満席。

最後は全員スタンディングオベーションで、ブラボーの嵐。

既に来年も同じホールでリサイタルが決まってるみたいなので、楽しみですニコニコ


そうそう、日本人ピアニスト内田光子さんが、グラミー賞を受賞されましたね!

ロンドンでもとても活躍されているピアニストの一人。

来月、彼女のベートーヴェンのピアノコンチェルトを聴きに行きます音譜