空の巣症候群・ただ泣きたくなるの | 福岡で心理カウンセラーが教える魔法の心理学~26歳のママライフから55歳のハローライフまで~

福岡で心理カウンセラーが教える魔法の心理学~26歳のママライフから55歳のハローライフまで~

ちょっと難しそうな「心理学」という学問をNLP.コーチング・カウンセリングの技法を取り入れたオリジナルのメソッドで教えています。講座のこと、日々のこと、時々お話しますね。
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3月「卒業」の季節です。


我が家の次男も先週卒業式でした。


子どもの成長は親として、母親として本当に嬉しいものです。


26歳に母となってから、入園卒業入学卒業入学という「嬉しい」春を20年近く繰り返して来ました。


さて、今回は、いつもと違い、次男の「社会人」としての旅立ちの「卒業」となりました。


私も母としてひと段落・・・・したのも束の間。


昨日から、洗濯物を干しながらポロポロと涙がこぼれ、キッチンに立ってはハラハラと涙が落ちて仕方がありません。


「※空の巣症候群」になるほど子どもの育児に生きがいを感じてきた良妻賢母型の母親ではなかったのですけれど(笑)





キッチンに立つと、晩御飯の準備中に横でつまみ食いする彼を、怒りながら、笑っていた夕方の情景や、お風呂場の鏡を磨いていると、iPhoneを持ち込んで、何時間でも歌っている彼に「もう~、うるさい~」と言っていた賑やかな夜が思い出されて、ただ泣きたくなるのです。


過ぎてしまえば「子育てはたいへんなしあわせだった」と本当にそう思います。


心理学的にいうと今の私の状態は「中年期クライシス」とか「ミッドライフクライシス」「人生の正午」や「成人後期」と呼ばれます。


人生の折り返し地点、ヒタヒタと忍び寄るクライシス=危機をどうやって乗り越えるかが、40代50代の私たちの課題でもあります。





キッチンでただ泣いていても仕方がないので泣くついでに、鍋や炊飯器やコーヒーメーカを磨きました。泣きながら磨くと意外と力が出るものなのですね、おかげでいろいろなものがピカピカになりました。



ミッドライフクライシス
  



「ステージに合わせて暮らしを変えていく」


人生90年(笑)「サクセスフルエイジング」という新しい考え方もあります。


さてさて、ひとしきり泣いたらスッとしました。


では、夫との今晩のご飯を考えましょう。


明日の仕事の服を選ぶ事にしよう。


なんだ、なんだ・・・姑やおばあちゃんや、まだやっていない楽しそうな人生後半が待っているじゃない。


子どもたちのおかげで「人生は何度でも楽しい」


たまにはおもいきり泣いてみよう。