わたしの若かりし頃は、「精神世界」なんて言われてました(年がばれるな)


今、スピリチュアルって、ちょっとかっこよく言ってるので
何かそこに憧れる人も居るみたいですね。


セッションしていても、これからスピリチュアル系の仕事がしたい、って言う人が多いですね。


ちょっと言いたい事言ってみようかと思っているので書きますが、
普通の社会生活が出来ないのでスピリチュアルに逃げている人が多いように思います。


人とのお付き合いがうまくできない、自分の事をちゃんと表現できない、会社という組織の中で動けない、社会というシステムに順応できない。


確かにわたしもそういう一面があって、そこで苦労をしましたが、その頃はスピリチュアルなんて逃げ道もなかったし、鬱なんて言う病気の名前もなかったし、またそういう事についての社会の理解も全くない時代だったので、とにかく仕事をして食べていくしかない、というそういう感じだったのです。


いつも社会との戦い、回りの人との戦い、そんな感じでした。
なにより、そこにつぶされそうになる自分との戦いだったかも知れません。


うまく行かない事、正しいと思っても通らない事、それに対してなぜ自分が出来ないのか、という事をいつも見つめ続けていました。


その時その時それなりに楽しい事もあったし、元来楽しい事が好きなので、色んな事を楽しんでいましたが、社会生活的には暗黒の時代でした。


仕事や社会に対して何も求めないで、期待しないで、自分だけを信じて頼っていこうと思っていました。


そしていつも冷静な目で回りの人や事を見続けていました。
ただ、とても批判的で斜めに構えてはいましたが。


人を観察したり、分析したりするのが趣味でした。
そうしていると、人の心の動き、その行動の意味や意図がだんだんと見えるようになってきました。

いま思えばこの時代のそういう態度が、自然と人を観る事につながっていたのだなと思います。


色々うまく行かなかったおかげで、転職もかなりしました。
派遣をやっていた事も長かったので色んな職種、業種を体験して、世間というものを結構幅広く見る事が出来ました。
かなり特殊な仕事も業界も見てきました。


それがあるから、色んな方のお仕事や人間関係の悩みをお聞きしても、それなりに共感したりお答えしたり出来るのかなと思います。



以前に、宇宙的な存在からのメッセージを伝えている有名な方の講演に行った事があります。
その方はアメリカ人だったのですが、宇宙的な存在が話しかけてくるのは英語なのか?と言う質問がありました。
英語ではないが、自分が英語しか話せないので英語で伝えている、と答えておられました。


そして、その存在が伝えてくるメッセージを言葉にする時にその媒体となっている人間の持っているボキャブラリーや感性、体験的に知っている事でしか言葉に出来ない、だからその存在は多くの体験を積んでいる人を選んでくるらしいとも。


いくらスピリットが伝えてくれるとはいえ、自分が知らない事は話せないし、自分の感性でしか言葉には出来ない。
その事がその時にはとても印象に残りました。



もしスピリチュアルな仕事に就きたい、と思うのだったら、普通の社会生活の中でより多くの体験や経験を積んで、沢山本を読んだり、人の話を聞いたりして、言葉を豊かにして、いつも自分をよく見つめてみること、わたしはいつもそれをお薦めしています。