「愛染祭」
2016年7月2日 土曜日
日が暮れてから、愛染堂へ。
三日間の愛染まつりの最終日とあって、
スゴイ人出である。
愛染明王を祀る金堂の奥にある多宝塔の大日大勝金剛尊。
明日に向けて仄かに光り輝く後光を背負う秘仏である。
愛染堂勝鬘院 http://www.aizendo.com/
大日大勝金剛尊
(だいにちだいしょうこんごうそん)
大 日 大 勝 金 剛 尊
大日大勝金剛尊
大阪市内に残る、桃山時代の唯一の遺構であり、国の重要文化財(旧国宝)に指定されている多宝塔の内部に、微笑を浮かべて、ひっそりと白色の蓮華座の上に座っているのは、十二臂(12本の腕)をそなえ持つ、世にも珍しい大日如来さま「大日大勝金剛尊(だいにち・だいしょう・こんごうそん)」です。
大日如来とは、仏法そのものを表現した仏様で、全ての仏様は大日如来の化身であり、すべての王であり、すべての根源であり、すべての全てであるとされています。
「 大 」 → 大いなる
「 日 」 → 智恵の光
「大勝」 → あらゆる戦い(競争)に勝利する
「金剛」 → ダイヤモンドように硬い
「 尊 」 → 尊い仏様
ご真言は「オン・バサラ・ダトバン」。
この大日大勝金剛尊は、多宝塔と同じく、豊臣秀吉が戦勝祈願のために贅を尽くして造像させたといわれ、勝利開運の守り本尊として、衆生の苦悩を除き、煩悩を打ち砕き、福禄を授けてくださることから、愛染明王とともに古くから広く信仰されております。
多宝塔の内部は秘仏となっており、見ることは出来ませんが、
愛染まつり(6月30日~7月2日)の期間中のみ、
正面扉を開いて御開帳しております。