砂時計は止まらない
嘘だと言ってほしい ――――
「弁慶、すまない」
僕の目の前に横たわる人。
九郎の声もどこか遠くから聞こえる。
「弁慶くん」
嘘だと言って
まだ暖かいんだ。
頬を触れても 抱きしめても
まだ君の温かな身体。
それなのに ――――
「咲弥・・・・・・・・」
君の声がしない・・・・・・
お題 もうすぐ別れを告げる恋より 管理人 ひなた様
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あとがき
すいません。本日は、ちょっと心病んでます(笑)
こういう壊れそうな弁慶さんを書きたかったんです。はい・・・。