本格ミステリー界の巨匠、島田荘司先生。
僕にとっては創作のルーツでもあり、血肉レベルで影響を受けている憧れの作家先生。
自分がまだ映画というジャンルに心を定める前、漠然と将来は物語を作る人になりたいと思っていた学生時代。
ある夏休み、家にあった大量の小説を何の気なしに読み漁っていました。
ヒマつぶしという感じだったのですが、その中に唯一冊だけ、時間を忘れ夢中になって作品世界に入り込み、驚天動地の衝撃を受けた作品がありました。
それは島田荘司という作家が書いた「占星術殺人事件」という本格ミステリー小説でした。
(これは旧・文庫版。当時読んだのは新書版。表紙はこれが好きですわー)
御手洗潔という名探偵が活躍するこのミステリーは、その後多くの作家に影響を与えミステリー史を大きく塗り変えていくような重要な作品になる訳ですが……。
そんな世界の片隅で、僕なんぞも影響を受けておりました^^
島田荘司先生が創り出すスケールと幻想感のある物語にのめり込み、常人離れしたトリックと発想に驚嘆し、新刊を待ちに待つ大ファンとなり、あげく先生の影響を受けた映画を作るまでになると言う……。
自分にとっては大げさでは無く人生に影響を与えられた特別な作家先生。
そして月日は流れ2016年。
ファンが待ち望んでいた御手洗シリーズが遂に映画化となった訳です。
原作は最新作「星籠(せいろ)の海」
監督は相棒シリーズの和泉聖治さん。
僕にしてみたら待ちに待った本当に楽しみな映画化だった訳ですよ。
全国公開は6/4からと、まだ数ヶ月先な訳ですが、言うならば20年間待ってた訳で、もう目前だー!なんて思っていましたら、
何とまあ色々ありまして超先行して昨日!
なんと関係者試写会にて拝見させて頂くことが出来ました!
これはちょっと自慢したい!!!
観ました!!!
御手洗作品初映画化!!! 観ちゃいました!!!
とですね、
ネタバレとかしないように気をつけて・・・
島田作品らしい衝撃的なオープニングから始まり、
瀬戸内海を舞台に多発する事件に事態は複雑化、
そして歴史にロマンと新解釈を与えるスケール感のある着地!
そしてそして、玉木宏さん演ずる御手洗潔
・・・・・超カッコイイ!!!
スクリーンを思い出すと未だ興奮します。
公開は6/4~。
東映系にて全国公開です。また観に行く所存。
詳細は
コチラまさか自分が御手洗映画の試写会にお邪魔できるなんて……。
昔の自分に教えてあげたら気絶しそうな感激な出来事です。
ですが御手洗潔が解決した事件はまだまだある訳で……。
歴史的傑作「占星術殺人事件」から「暗闇坂」「斜め屋敷」「異邦の騎士」「水ピラ」「眩暈」……。
「アトポス」とか「摩天楼」とか「魔人」はさすがに海外舞台だから厳しいか、とか。
御手洗さん出ないけど「龍臥亭」も映画化して欲しい!!!
だったら「奇想」も観たい!!! 「アルカトラズ」も6時間、3部作位で観たい!!!とか。。。
ファンとしては全部映像化して欲しい!!!
夢は膨らみますなー。。。