CLUB SIX CLASS ZERO もう二度とたどりつけない | MAGNOLIA おしゃれにUTSUTSU

CLUB SIX CLASS ZERO もう二度とたどりつけない

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届いた真っ白い封筒
エナメルの艶やかさでひんやり

封をあけると
そこから シネマのスクリーンがうごきはじめるような
もの言わぬ女のぼんやり浮かぶ顔と
言の葉の雫を隠して もの言いたげに 妖しく白い花のシーン


club 6 class 0  6日めに産まれた獣は、無限の愛を知る。

金曜の夜は Jean Paul GAULTIER
60歳のBIRTHDAY PARTY!!!!!


招待状を受けとったときから
パーティーは 始まってる。

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受付を済ませて お店のなかをふらふら
18;30 開場の時間になると
別会場へ おしゃれしたお客様がぞろぞろと大移動

白いシートで目隠しされて 中がみえない大きなガラスの扉が開くと。。。。。

やわらかくて おだやかな とても あたたかいしあわせをかんじるような
香りが ふわあああああぁぁぁぁぁ~~~~~っと流れ出てきた


それは ハスキーで大人っぽい、そうね、ダイアナクラールの声で
ゆっくりと<HAPP・・ Y BIRRRRTHDAY t o yOU U U mmmm>と
ささやくように 歌うような香りだった

香りに抱きかかえられるように もはや 夢心地で中に入ると
まん中に 白いカラーの花が 凛とうかんでた

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背の高いシルバーのオブジェから
気品を漂わせつつ野放図にあふれ しなやかにそっと時を止めている


席について 流れる曲のグルーブに漂よいながら
おしゃべりしたり おしゃれな人の着こなしをチェックしたり

そうこうしてると
赤いレーザー光線が カラーの花の上にピピッ!!と煌めいて
そのサインで 息をひそめていたカラーの花から
一気に エナジーがほとばしった
カラーの花が この世界を支配するように
美しいモデルたちが 花の廻りをGAULTIER のモードに包まれて
時間を引き寄せる

1990年からのGAULTIERのコレクションのアーカイブ
それぞれの年代を代表する服が現れて 自分の年代の紙をビリッ!と破り
どんどんと 2012年へとめぐっていく

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わたしの席からは 服があまり見えなかったんだけど
モデルさんのヘアスタイルは クラシックで近未来な形で
不思議で美しく クラシックで艶のあるGAULTIERの服にとてもあってた

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2012年のところからは 新作のドレスがたっぷりたのしめた
ファッションショーって 長いランウェイをモデルさんが
どんどん どんどん 直進! ターン! 消えてゆく! ってかんじだけど
このショーは 花のまわりをゆったりとした早さで回ってくれて
最後は 会場の端っこで モデルさんが一本のカラーの花を持って
ポーズを決める

その時の表情が また どの方も なんともよくて
ひとつのストーリーを演じた後の女優や男優のように
なにか想いがあるような それを 指先からカラーの花に
語らせてるかのような 余韻と間があって
とても やわらかい時間が 流れていたのだった


こどももでてきたし 外人さんもいたし
GAULTIERの世界観がよく表現されていた

大人だろうと こどもだろうと
男であって 女であって 
若いことも 老いたことも
人生は いつだって HAPPY で ロマンチックで SEXYで 愛おしいものだ

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ショーの余韻にひたりながら
お店にもどると そこには GAULTIERのコレクションが。
バーカウンターで飲み物をいただいたり フードをいただいたりしながら
お買い物  ごみ箱だって ボーダーだ!!

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ショーから戻って来た新作も 次々 ポールにかけられてくる
モデルさんが持っていた数のカードと同じ数のところで
楽しそうに待ってるお客さまが 手にとって 試着室へと消えてゆく

わたしは 服にあわせてあったrofのアクセサリーが 可愛くって
近くでよくみたかったから スタンバってた
それぞれのコーディネートにぴったりのすてきなrofの新作 

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この日のわたしのコーディネートは
<6日めに産まれた獣は、、、、>っていうこのショーのテーマにあわせて
生きとし生きるもの ありとあらゆる生き物をまとう。。。。

そいで こんなになりました。
隣のディオールのジャケットの紳士は &Greenのオーナーです。


しかしですね・・・・・
カラーの花のように すっきりと一枚のドレスに
するりとからだをすべりこませて GAULTIERの香りだけつけて
そういうパーティーのおしゃれを してみたいな、て おもいました。

16~18世紀が好きだから
なんか いろいろ くっつけたり 重ねたり しちゃうのよね・・・・
このコーディネートのことは 長くなるので 次のブログに。
もう すでに 長い。

とっても たのしい 特別なひとときでした!!!
なにもない場所に 花 音楽 光 香り 踊る人 
服を着る人 服をみせる人 髪を創る人 顔を創る人 
たくさんの愛がかさなって お客様を夢の世界に誘う
時間に 色をつけて 夢をのせて 忘れられない<消えゆくもの>に創りあげる。


この時間と空間は Jean Paul GAULTIERの60回目の誕生日を祝うもの
遠く離れた日本で 自分の誕生日をお祝いするこんな時空が創造されて
たくさんの人が 喜んだり 憧れたり しあわせになってるなんて
GAULTIER氏が知ったら ぴょんぴょん跳ねて 喜んでくれるだろう

時空は消えゆくが そこに 表現されていたエッセンスは
心に染み込んで これからを生きていくなかで 知っている大切なものとして
時折 再生されて 心を洗ってくれるだろう

それは『エレガンスと清潔感と品格』というエッセンス
それは わたしが感じているGAULTIERでもある

目にみえないものを 五感で感じるものに変換して表現する
これは 時空をつくるアーティストの作品だ
30分間の たくさんの人の身体や心を使って創りあげられた作品
GAULTIERの服をSHOPで眺めたり 手にとったり 着てみたりするだけでは
とうてい たどり着けない特別な場所
CLUB SIX CLASS ZEROへの招待状を受けとったしあわせは
2012年 4月を『忘れられない消えゆくもの』にした。


SPECIAL THANKS FOR JUNJI YOSHIDA & GAULTIER