乳癌記録

乳癌記録

2007年10月に乳癌の手術をしました。右乳房、温存手術で4分の1ほど摘出。

その覚え書です。

 乳癌手術の結果が良かったため、放射線とホルモン治療はせずに済むことになりました。

 ただし、この選択が本当に正しかったのかはわかりません。

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 年に2回の採血 @大学病院

 年次検査であるマンモとエコー @クリニック

 

 を午前半休を取って行ってきた。

 

 クリニックの検査結果が問題ないので、ほぼ今年も大丈夫だろう。

 

 ただ、一つ気になっている。

 私のことではなくて、私の身内のこと。

 去年、血縁関係のある身内も乳がんがわかった。やっぱり遺伝なのだろう。

 私と同じクリニックでガンを発見し、同じ大学病院で同じ主治医の手術を受けた。

 すでにその手術も終わり、今は経過観察中。

  

 身内は私より病気の進行が速かったし、手術やその後の処置も違う。お金もかかった。

 でも本人が決めて、後悔はしていない。副作用もある薬も飲んでいるけれど、今まで辛かった乳腺の痛みもなくなって、充分満足している。


 大学病院の先生はやっぱり手術の技術の評判は高いらしい。

 最初は単純に「身内(私)と同じところがいいだろう」という理由で紹介されたにしろ、結果的に「他の先生ならやらせてもらえない手術方法を選ばせてもらえた」ということで、手術に関して後悔はなく、あとは毎年クリニックで検査すれば大丈夫、とお互い言い合ってたところだった。


 今年クリニックへは、身内が先に行って検査を受けてきた。

 その時の先生の態度が、まるでつき放されるようだったことで、ひどくショックを受けていた。

 先生の望むような手術方法ではなかったからのようで、冷淡な態度だったのだそうだ。

 話題も「いくらかかった」(正直に答えても、それに対する返事なし)「もうどこで検査受けたって一緒」

 

 私と身内は「一生あのクリニックの先生に頼って生きて行こう」と思ってた。ほかの病院で検査したって信じられない。毎年検査受けて、ガンがわかったら手術して、頑張って生きて行こうと話してた。


 なのに、検査クリニックの先生は、自分が気に入らない方法で手術をした患者には、もう「診たくない」と言わんばかりの態度だったのだそうだ。

 去年頑張って手術して仕事に復帰できるようになって、「ありがとうございました」と言おうと思ってた身内の目も見ずに無言。「どこで検査しても一緒」とつき放すようなことを言い、自分から話しかけても冷淡だったそうだ。

 

 「もう来るなって言われてるみたいだった。もうあの病院、行っちゃいけないのかも」

 身内はショックを受けていて、次回以降は検査する病院を変えなければいけないかもしれない、と落ち込んでいる。

 「でも他の病院だったら早期にわかるガンも見落とされるかも」と言ったけど、本人は「でもああいいう態度でああいうこと言われたら、来るなと言われてると思うよ」

 

 私はそのクリニックに行ってもいいんだろうか、わからないまま予約を取って、午前中に受けてきた。

 まあ私は会話べたなので、淡々と先生と特に会話もなく検査は済んだ。「じゃあまた来年ですね」


 少し緊張した。私も身内みたいに「一度ガンになった人間は、もうどこで検査しても一緒だよ」と言われたら困る。できればここで受けたい。

 でも、手術方法によって態度が違うの? 

 私はたまたま先生の気に入る方法で手術しただけ?

 身内は私より早く乳がん検査を毎年受けてきたけど、発覚が遅かっただけなのに。

 でも手術に関してはクリニックの先生に相談したりアドバイスを受けたわけじゃなかったし、手術は本人が一番悩んで決めたことだ。大学病院の先生は患者本人の希望を聞いてしたい方法を選ばせてくれたし、後悔してないと本人が満足してた。

 

 こういうことって、患者の希望が最優先だよね。

 自分の検査結果のあとの手術が気に入らないからって不機嫌な態度を取るってことは、医者はその患者の選択やその後の人生を否定してるようなものじゃないの?

 「痛いからやだ、もう乳がん検査したくない」とか言ってるバカ女とは違うのに。

 生きてくためにちゃんと毎年検査を受けてきて、いくら命に別状はなかったとはいえ女性としてはどうしても抵抗はある、胸にメスを入れる手術を受けた患者なのに、なんで医者に冷たい態度取れらなきゃいけないの?



 って自分は「内視鏡手術受けたい」とその設備がない病院に行ってダダこねた患者だから、しょうもないけど。まあ先生が機嫌損ねても仕方なかったとも思うけど。


 クリニックの先生のそれはドクハラって言わないの?


 自分に関しては、今年は問題ない(と思う)

 でも、クリニックに関してはなんだか不安がある。

 

 


 

 午前に乳腺科の検査結果を聞きに行き、移動して午後に婦人科の検査結果を聞きに行く。

 その間に銀行に行って、印刷が出来なくなっていた通帳を使えるようにしてもらう。

 

 どちらも問題なし。

 一番怖いのは、クリニックで超音波とマンモをやる時。血液検査ではあまり緊張しない……。

 のはずだけど、待合室では結構気になる。

 別の科だけど、車椅子に乗ったおばあさんがいて、ずっとやさしい口調で話しかけていた付き添いの人に、「じゃあここから立って移動しましょう」と促されたとたん、痛みのせいなのか、おばあさんが付き添いの女性の顔を叩きだしたのを見て、辛くなってしまった……。

  

 眠かったので居眠り気味で待っていると、自分の番号が表示され、続いて即名前を呼ばれる。

 初めて「何の項目測っているんですか」と先生に聞くと、呆れられて「説明しているはずです。覚えてくださいね」と言われましたが。

 されてないと思いまーす。

 いつも「問題ありませんでした!」「他の項目も特に問題なく」

 という流れで、項目名は特に話題になったことはないんです。

 マーカーとしか聞いてません。

 まあ呑気すぎだと思いますが。

 CA15-3とCEAだそうです。

 うむ、問題ないことは、ものすごくわかる数値でした。

 今度暇なときに推移のグラフでもつくってみようかなー。

 

 次は半年後。CTは撮らないそうです。警戒レベルが下がったのかなあ。

 でも血液採るように指示はなかったなあ。

 

 ……念のため、クリニックで採ってもらおうかな。(大学病院からの指示なく採血してしまうので、重複することが何度か)

 大学病院に行く回数が省けるかもしれないしー。

 それでも採るかもしれないけどなー。



 婦人科は細胞を採った先生とは違う曜日に行く。

 こちらも問題ないと言われたけど「土曜の先生は、少し炎症があるとは言ってませんでしたか?」と言われる。 

 聞いたおぼえなし。


 まあ無事に終わったので安心。

  

 

 


 

 

 五月になったので、採血にいく。

 病院は8時からやってるけど、早すぎても終わってもどこの店も開いてない。

 ので、9時過ぎに病院につくようにした。

 採血まで10分。止血を待っても15分。どうでもいいけど、止血する場所にあてたのが、化粧水をしみこませてふやかして、パックする紙によく似てた。広げても顔の形してないだろうけど。業務用でそういうのがあるのかな。100均でも1個10円するんだよな。

 次回の検診日を予約してきた。

 

 個人的に会社でイライラすることが多い。

 これでガンが出来るのかもなあ、とか思うほどしんどい。

 でも半分は自業自得。

 半分はその根源がそのうちいなくなるから、という理由で我慢している。

 そして目下の問題の解決策を思いついたとこ。

 自分ばかりやらされると思うからムカツクんであって「交代にしよう」と言えばいいんだ、と思いついた。「私関係ない」とは反論出来ないはずだし、相手を責める言い方をしないこと、お願いすること、というやり方でなら、なんとか解決できると思う。