僕の手品のアイデアは全て「禅」の教えからヒントをもらっている
夜中に読んだ禅書に、こんな言葉が書いてあった
「誰かを喜ばせる事はとても骨が折れる
あなたはそれを続けると自分を喜ばせる人生を失う
そして誰も喜ばない」
まさにその通りだと思う
僕も同じ考え方で手品をしている
僕は誰かに驚いてもらいたくて手品をしたことが一度もない
ただ自分がやりたいだけだ
ケーキ屋さんはあなたを喜ばせる事はしない
ただケーキをつくるだけ
大工さんはあなたを喜ばせる事はしない
ただ家を造るだけ
僕はあなたを喜ばせたりしない
ただ手品をするだけ
美味しいケーキを食べたあなたはきっと喜ぶだろう
素敵なおうちに住むことが出来たらきっとあなたは喜ぶだろう
僕の手品を見たら、きっとあなたはビックリしながら大いに喜んでくれるだろう
僕は手品が上手いのではない
手品を大切にしている
そして僕自身を大切にしている
ただそれしか出来ない
あなたを喜ばせる事は出来ない
自分を喜ばせることしか出来ない
それを「プロフェッショナル」というのではないだろうか
そんなことを考えてみた そんな1日