このブログに関する書き込みは、当方とは一切関係ありません。


マジックドレスの店 ブルンネン / 店 長 日 記

拙ブログ『曹操について』 に対して、沢山の賛否両論のご意見を頂戴しましたこと、心よりお礼申し上げます。

非常に有意義なご意見が多い中、拙ブログ『語学資格取得後日譚 Ⅱ』 を併読された方から「中国人と日本人の考え方の違い」、並びに「『騙される方が悪い』と平気で言える国民性」について貴重なご意見を頂きました。

歴史的に見て(現代は兎も角)、日本人は逃げることを潔しとせず、生きて汚名を晒すよりは寧ろ死を選ぶという国民性ですが、これは日本の国土面積の狭さ故に完全に逃げ切ることが非常に難しいという現実が大きな原因だそうです。

逆に、広大な中国大陸では逃げる場所には全く事欠かず、また、『兵法三十六計』にも「走為上」(勝ち目がないならば、戦わずに全力で逃走して損害を避ける)とあるように、逃げることを恥とする意識が日本に比べて非常に薄いため、現在でも、揚子江の南で罪を犯しても黄河の北へ逃げれば捕まることは無いとさえ言われています(地方では、警察も金で買えるという噂を聞きました)。

相も変わらずドジな話を暴露しますが、中国で食事をした時に受け取ったお釣りの紙幣を土産物店で使おうとした際、偽札だということが判明しました。この時の中国人の土産物店店員の応対にビックリ仰天!! 偽札の額面金額の1割の金額で良ければ本物の札扱いするからと、平気で商品を売り付けてきたのです。偽札を掴まされた、つまり騙された私が悪いという言い分は別として、額面金額の1割で引き取られた偽札の行方は如何に?! 闇のルートや、金券ショップならぬ偽金ショップなるものでも存在するのでしょうか? 日本の金券ショップでは、外国紙幣を買い取る際に本物かどうか相当入念にチェックしますが、偽金ショップなるものは文字通り偽金とわかっていて買い取るのでしょうね。勿論、偽金リサイクルのカモは、私のようなドンクサ~イ日本人!(笑)

ところで、たとえ戦に負けても、逃げて力を蓄え、好機が到来したら温存した力を存分に揮って勝てば良い(これは拙ブログ『マジックドレスの店 ブルンネン/店長日記(『菜根譚』の言葉)』 で、故 芦原英幸先代館長が言われた押忍の別の解釈にも近いと言えます。また、宇宙戦艦ヤマトの沖田十三艦長も「古代!ここで今全滅してしまっては地球を守るために戦う者がいなくなってしまうのだ! 明日のために今日の屈辱に耐えるんだ。それが男だ!!」と仰ってます。)という考え方から、「捲土重来」「臥薪嘗胆」等の名言が生まれました。特に前者は、本来、項羽に向かって言われた言葉ですが、中国史上、この言葉を最も如実に体現し続けてきた英雄は他ならぬ曹操だということに、今更ながらに気付かされました(拙なう(2/24)では「『三国志』を読み返しています。個人的には曹操に人間的魅力を感じます。赤壁の戦で完膚なきまで叩きのめされても、文字通り捲土重来を体現しており、「自分は戦に負ける度に強くなった」という科白も曹操の口から出れば全く負け惜しみに聞こえないのが不思議であり、彼の最大の魅力だと思います。」と書いておきながら、お恥ずかしい次第です)。

目から鱗が落ちるようなご教示をお送り下さいました皆様、本当に有難うございました。

マジックドレスの店 ブルンネン / 店 長 日 記 マジックドレスの店 ブルンネン / 店 長 日 記

*********************************************
マジックドレスの店  ブルンネン
代 表  佐野 晶洋(さの あきひろ)
Tel 0742-44-2129 / 携帯電話 090-6750-8568
Eメールアドレス ckh23640@rio.odn.ne.jp
ホームページ   http://brunnen.shop-pro.jp/
*********************************************