感動の卒業式・・・ファシリの種の芽が出て花が咲いた! | 自分らしく 活き・粋・輝いて生きよう♪

感動の卒業式・・・ファシリの種の芽が出て花が咲いた!

極和ファシリテーター養成講座アドバンスコースで学んでくださっているKさんは

小学校の先生です。

昨年の夏の講座の時に私は横浜の元校長先生に伺ったお話をお伝えしました。

それは卒業式のお話です。

学校というところは

「子どもたちの自主性を養う」とか「考える力を持とう」と言ってる割には

子どもたちが決めることは本当に少ない。

ほとんどが先生や学校側が決めたことをただ守らせている。

それではいけない!ということで最後の卒業式を自分たちで

考えて実施する・・ということをやらせた、というものです。


その話からヒントを得たKさんはそれからずっとお勤めする学校の

卒業式をどうするか?ということに取り組まれてきました。

6年の担任の先生たちや、教頭先生、校長先生とのコミュニケーション

彼女は扇の要のようなポジションで、

上手く関わる方々とのコミュニケーションを円滑に進め、

最終的にみんなで子どもたちに

「自分たちで企画して実施する卒業式のプロセスをプレゼントにしよう!」

という結論になったそうです。


子どもたちが望む卒業式とは?

「お世話になった親、家族、先生方に感謝の気持ちを伝えたい!」

「自分たちがここまで成長したんだ!という証しを示したい!」

そんな気持ちを形にするために実行委員会を作り、

どんな方法で「感謝」や「成長」を示すのか?


いろんな意見がたくさん出た中から

子どもたちは「歌」を唄ことにしたそうです。

それを聞いた親御さんたちも

それなら自分たちも歌を返したい・・ということで、

子どもたちにナイショで練習をしたそうです。


どんな卒業式になるのか、私も見に行きたいぐらい楽しみでした。

昨日行われた卒業式は、

子どもたちが晴れやかでにこやかな表情で、

会場全体がほっこりと暖かい場だったそうです。


子どもたちの歌のあと、

子どもたちにはそのままステージに残って・・と伝え、

一瞬「え?」「なに?」とざわついたそうですが、

お母さんたちの歌が始まり、

そこにはPTA会長さんや市長さんまで加わって、

来賓の方々が手拍子を始め、子どもたちも在校生も一緒に

手拍子をして、会場が一体となっての歌になったそうです。


どんな素敵な状況だったか想像するだけで涙が出そうになりました。


6年生は送った5年生たちは、

来年自分たちももっと素敵な卒業式にしたい!と思ったに違いありません。


この小学校では、今後毎年

子どもたちの企画した卒業式が伝統になるかも知れません。


卒業式という素晴らしい体験と、そこにたどり着くまでのプロセスという

最高の卒業祝いを手にした子どもたちの未来がとても楽しみです。