家庭のしつけ | 自分らしく 活き・粋・輝いて生きよう♪

家庭のしつけ

先日、講座を受講された方の中に、一人の女性が居ました。

誰よりも早く会場入りして、席に着き本を読んでいました。

これだけ聞くと、何て熱心な受講生だろうと感心しますよね。

ところが、この彼女ジーンズスタイルだったのですが、

イスにダラッと腰掛けて、右足はまるであぐらをかくような形にして

足首を左足のももの上に乗っけていたのです。

同じ女性として、それを拝見して、

とても恥ずかしい思いがしました。

また、その彼女は寝不足だったのか、

講座の最中に5~6回あくびをしていました。

眠くて・・あるいはたいくつであくびがでてしまうのは

止むを得ないと思いますが、

そのあくびの際に大きな口を開けっぱなしで

それを人に向けてしているのです。

これも女性としては恥ずかしいことだと思います。

さてこの態度、講師や周りの受講生に対しても

失礼な態度じゃない?と思いながら、

これは注意すべきかどうか、ハタと悩んでしまいました。

受講したくないのであれば、帰ればいいのに・・・と

思って見ていると、ワークなどは熱心にやるのです。

文字もきっちりと読みやすい字を書いていますし、

ほとんどの人が“あいさつ”とひらがなで書いている中、

ひとりだけ漢字で“挨拶”と書いています。

つまり、能力はあるのに相手に与える印象が

著しく良くないのです。

これってもったいなくないですか?

本人は、ご自分の態度が

他人に不快感を与えるなんて、

これっぽっちも思ってない、想像もしていないのだと思います。

誰が彼女にそのことを教えたら良いのでしょうか?

講師がそこまで指導すべきか?

でも、それを指導すべき講座ではなかったので、

他の受講生の時間を割くこともできませんから

行いませんでしたが、

本来であれば、これはご家庭ですべきことではないかと思いました。

親のしつけ・・・こういうところに生きてくるのか?

と、あらためて考えさせられました。

人としてのマナー、一般常識、社会人としてのたしなみ など。

それらの必要性は学校では教えてくれません。

家庭でのしつけ、教育、

そして自分自身で必要を感じて学ぶしかありません。



小学校で講演をさせて頂いたときに、

挨拶をしっかりできない保護者の皆さんと接して、

この方々に育てられるお子さんも

挨拶ができない大人に育ってしまうのではないだろうか?

と、とても心配な気持ちになったのを思い出しました。

人としてのあり方を考えさせられました。

そして、家庭のしつけ、教育の大切さを

感じさせられました。