『「忘れない」亡き人へ綴る愛の手紙』宝塚OG毎日希望奨学金チャリティーコンサートにご来場いただき誠にありがとうございました。
「漂流ポスト」そして手紙と音楽を繋ぐ語り手として参加させていただきました前内孝文です。
この取り組みは東日本大震災で保護者の方を亡くされたお子様方が進学を希望され
この度たくさんの御支援を頂き誠にありがとうございました。
陸前高田市のカフェ「森の小舎」にある「漂流ポスト」
亡くなった方への手紙を投函できる漂流ポスト、それを作ってくださった赤川勇治さんもコンサートに足を運んでくださいました。
7年前、舞台の通し中に一緒に震災に遭い帰宅困難になった作、演出家のカニリカさんと時を越えてご一緒できた事、あの時の記憶、あの時の想い、このような形で表現する場を頂けた事に感謝しております。
震災が起こり何をブログに書けば良いのか悩み言葉を発せなかった僕のもとに一通のメッセージが届きました。
被災している中、電力が戻り「今私の楽しみは前内さんの日常のブログを見る事です。」
この言葉を見てから災害などに触れず僕ができる日々の楽しみを欠かす事なく届けようと毎日ブログをあげていました。
この想いは今も変わらず、形は違いますができる事を発信しています。
ですのでこのように東日本大震災だけでなく災害などに触れるのは初めてになります。
人がほんとうに死んでしまう事それは大切な人の心から居なくなってしまう事なんじゃないかと僕は思う。
足を運んでくださった皆様に知っていただく事で生き続ける事ができる。そしてその輪が広がり繋ぐ事で一人でも多くの方に存在を知っていただける機会になれば幸いです。
一人の力は微力ですが、これからも僕にできる事を発信し続けます。
忘れない、そして繋ぐ
漂流ポストに投函されたお手紙はひとつひとつ丁寧にファイルされ、誰でも読む事ができます。
カーテンコールでは、リハの時にステージ中央に行き一礼をして終わる予定だったのですが、本番では一路真輝さんをはじめ先輩方の粋な計らいにより一言話す機会を頂きました。突然の事でびっくりはしたのですが、ここまでためた想いとコンサートを走り抜け、あの瞬間ステージからみなさんのお顔を見たら、自然と言葉が溢れてきました。
人の優しさ、繋ぐってこうゆう事を言うのかなって改めて生かされ活かす事ができました。
出会いと別れ。暖かくなるこの季節に僕に新たな花を咲かせてくださった皆様に想いが繋がっていきますように。
前内孝文