震災復興に向けてマグ・イゾベール社長がご来室
震災復興に向けて仮設住宅の建設が進んでいますが、本日、住宅用断熱材(グラスウール)を製造するマグ・イゾベール社のフランソワ・ザベリ・リエナール社長 がご来室になり、自社の取組みを報告に参られました。
同社は岐阜県、茨城県土浦市、茨城県明野町に工場を持ち茨城県の2工場が被災、特に土浦工場は大きな被害を受け、工場の復旧には当分かかるとのこと。
人的な被害はなかったことが不幸中の幸いでした。
さて、今回のご報告の内容についてですが、エコポイントの影響もあり、断熱材が大変な品薄の中、今回の大震災が発生しました。
さらに、マグ社を含め工場が被災して生産力が低下し、ニーズに供給が追い付かない状況です。
そこでマグ社ではまずは仮設住宅対応として世界中の自社在庫を集約するとともに、韓国、アメリカの工場で日本向け断熱材のラインを立ち上げ、できる限り円滑に断熱材を供給できるよう体制を組んだそうです。
アメリカからは5月に入荷が見込めるとのことで、仮設住宅建設を優先にしつつも、これまでの品薄で納品できずにいるお客様にもお納めできるだろうとのことです。
また、1億円を寄付金として拠出する他、これまでの設備投資計画を維持するだけでなく、さらに追加的設備投資を行うとのこと。
しっかりと復興事業を支えて頂ければ幸いです。
また、マグ社のシルビィ・シャルボニエ氏 (2月7日に民主党の健康省エネ住宅推進議連で講師を務めてくださいました)が6月に再来日を予定されておられます。
その時には前田の掲げる住宅政策の柱となる【既存住宅の断熱】について、EUの事例を講演をしてくださるとのことで、今から大変期待が高まります。
大震災という国難を乗り越えなければなりませんが、乗り越え方も考えなければなりません。
旧来の形の復興ではなく、将来を見据えたグランドデザインに沿って、新たな国創りとしてなされなければなりません。
そのためにも前田武志も積極的に多様な情報を収集し、研究を重ねております。
震災復興に向けて、前田武志は全力で取り組んで参ります。