「安全なまちづくり」づくりに向けて
本日、「墜落災害による建設職人の『命の人権』を考える議員の会」という勉強会を開催いたしました。
(前田武志も勉強会の呼びかけ人です)
毎年多くの方が工事現場の仮設足場から墜落し、多くの負傷者と死者が出ています。
その数はなんと10年間で死者2,000人、負傷者(事故後4日以上現場復帰できない者)80,000人にものぼります。
「安全なまちづくり」の実現のためには、まちづくりに従事する現場の皆さまの安全が守られなければならないのは論を待ちません。
鳩山前首相が「友愛」を掲げ、菅首相が「最小不幸社会」を掲げる民主党は、真っ先のこの現場で危険にさらされる命を守らねばならないのではないでしょうか。
(作業員の転落防止柵などまったくない危険な足場…これが議員会館です)
ただ、大変残念なことに、国民の財産である議員会館、現在解体作業が進んでいるのですが、その仮設足場は国交省が指導している足場ではありません。
旧式で、危険性の高い足場が利用されているのです。
実際に講演に立たれた小野辰雄さんは過去に2回の墜落経験をお持ちです。
(全国仮設安全事業協同組合の小野辰雄理事長)
それだけに実感のこもった公演を行ってくださいました。
また実証実験ビデオを通して、法の制定で救える命があるのだということをとても分かり易く伝えてくださいました。
会場の外に出てみると、安全ではないとされる仮設足場に取り巻かれて解体作業の続く議員会館があります。
(会場の目の前で行われる危険な仮設足場での議員会館解体現場)
まずはここから。
国民の命を守るための立法は議員に与えられた最重要の課題です。
いち早くこの問題が解決されるよう、前田武志も全力で取り組みます。