大学入試までの英語の読み方とTOEICのリーディング
では文章の読み方の戦略が変わってくる。
前者では理解力、後者では情報処理能力。
しかし僕らの時代から大学入試の問題はすでに
一文一文をきちんと訳して行くようなやり方では
タイムオーバーになるため逐語訳は限界が来ていた。
時代は大学入試も含めTOEICのリーディングに
近づいているような気がする。今後もこの傾向は
変わらないだろう。ネット社会になってますます情報は
加速度的に増えているがゆえに情報の取捨選択&処理能力は
ますます重要に成っているのだと思う。
文章の大意をおおまかにつかむスキミングと
文章全体から必要情報をキャッチするスキャニングの
2つのテクニックが問われているのだ。
かつて学校の先生には「ナナメ読みはいけません、文章は
頭から最後まで飛ばさずにきちんと読みましょう!」
と叱られたものだが、目的意識のないナナメ読みが
ダメなのであって頭から最後まで漫然とメリハリなく
全文を読んではいけません、いかに与えられた情報から
必要な情報のみをキャッチするかが重要!
と教えられるべきなのかもしれない。
日本人は真面目だからかつて僕がそうであったように
全部読もうとして失敗する。
学生時代に初めて受けたTOEICではリーディングセクションが
完璧なタイムアウトで300点をやっと越えたぐらいだったと思う。(;^_^A
最後の方は完全に尻切れトンボ、大問3~4つを残してしまった。
理由はもちろん全文を読むような戦略的でない読解をしていた
こと。また、大学に入って遊び呆けて語学としての英語学習を
まったく怠っていたこと。
たぶんTOEICなんかもまさにゲームと同じで戦略的にアプローチ
するか否かで単語力、文法力といった純粋な語学力が同じでも
100点~150点は変わるのではないかと思う。