昨日某市役所の市民法律相談に行ってきました。この市役所の法律相談は，１か月に１回行っております。市役所の法律相談なので，勿論無料です。３０分の法律相談を１０枠担当するので，結構ハードなのですが，ここ何か月かこの市役所の法律相談の相談者の数が減っているような気がします。
この法律相談は，もう７年以上やっております。以前はいつも１０枠すべて埋まっていたという感じでしたが，最近は５枠，３枠だけなどということも珍しくありません。
そして，昨日は１枠だけでした。午前中はお客さんが来ず，午後になってやっと１人予約が入ったという感じです。昨日は，一昨日から天気が悪く，雨がふったりやんだり。降るときは，バケツをひっくり返すように降るのであまり外に出たくない気分になります。特に急ぎで緊急性の高い用事でもない限り家にいれるものならいたいという気分です。
ですので，天気のせいもあると思うのですが，さすがに７年以上やっていて１枠だけというのははじめての経験だったので驚きました。
そういえば，弁護士会の法律相談の相談者数も減っているようです。法テラスの法律相談も，割当を受けるときは，以前は全枠埋まっていましたが，今では半分とか３分の２だけとか，あるいは１件も予約が入っていないの，前日にこなくていいという連絡があることすらあります。
こうみると，法律相談や弁護士の需要自体減っているのではないかという思いもあるのですが，個々の事務所の法律相談数自体は減っていないようです。あくまでも事務所によってですが，「うちは減っているよ」「前と変わらないよ」「少し増えているよう」などと様々です。私の事務所は幸い前と同じか少し増えているくらいですので，法律相談や弁護士の業務の需要自体が減っているとは思えません。
市役所の法律相談，法テラスの法律相談，弁護士会の法律相談だけ減っているのでしょうか。もしそうだとしたら，この現象はどう評価すればいいのか。やはり，どこに事務所を構えるどんな弁護士が相談を担当するのかわからない相談は，いくら無料だということを打ち出しても相談者は来ないのでしょうか。もしかしたら，市役所とか法テラスとか，弁護士会とは，そういう公共性のある機関のお墨付きよりも，弁護士の個人的キャラクターとか個々の法律事務所の個性とか，ＨＰなどみて判断して法律相談をする事務所を選んでいるのかもしれません。
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