6月30日午前10時から私の事務所と横浜の山本安志先生の事務所と合同で交通事故相談会を開く予定です。→

   http://www.atsugi-jiko.com/147/


 その下調べに他の事務所の合同法律相談会を見学させていただきました。


 それをみて感じたことは,弁護士の交通事故法律相談の質は,レベルアップしていかざるをえないと思いました。


 その反面,人身損害の場合は,今までとおりの法律相談の回答を繰り返していたら,相談者から相手にされなくなるのではないかと心配になりました。


 これまでは,弁護士の交通事故の法律相談については,概ね次のような回答が多かったと思います。

 ① 症状固定前に相談にきたら,「症状固定になったらきてください」という回答で終わる。

 ② 後遺障害等級認定前にきたら,「後遺障害等級が決まったらきてください」「むちうちでは後遺障害の等級はとれません」という回答をしてそれ以上吟味しようとしない。

 ③ 診断書,画像を見てもちんぷんかんぷん。


 しかしながら,現在ではこのような回答では相談者は満足しないようです。

 仮に何も知らないで上記のような法律事務所に依頼をしても,後でもっと専門化している事務所の存在を知ったらそちらに相談に行き弁護士の交代という事態もおきると思います。


 これまでは,医者の診断もすべて終えて,症状固定日が確定し,通院日数,後遺障害等級などすべて決まった段階で法律事務所へ持ち込まれ,法律事務所が計算をして損害を請求していく。合意ができなければ訴訟を提起する。そういうパターンだったと思います。


 ただ,症状固定前にもっと診断書作成の段階で吟味していけば,認定の段階でもっと高い等級がとれそうな場合,自分の事務所で対処する,あるいは自分の事務所では対処できない場合等級獲得専門の行政書士に下請けに出す。そうすれば,より高い賠償が採れる可能性があります。認定が出て異議申し立ての段階で弁護士が関与しても中々難しいが,認定前なら何とかなるというケースもあります。

 

 これからは,既にできたものを前提として計算をするということの他に,計算の前提となるものが正しいかどうか吟味できる,あるいは少なくとも吟味してもらったほうがいいかどうかがわかるくらいは必要なのではないかと思います。


 交通事故,離婚,相続,債務整理は,どこの法律事務所に頼んでも一通りのことはできるというイメージがありましたが,今後交通事故案件の解決が専門化していった場合どうなりますでしょうか。

 

 

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