前橋山岳会

前橋山岳会

いつも山と一緒に呼吸していたいから

会員募集中です。まずは例会に遊びに来てみませんか?くわしくはこちらから。

足尾 庚申川 笹ミキ沢
2024/8/17
吉本、飯島、田村よ、田井

とにかく暑い、暑い毎日が続く。
しかし、午後から天気が崩れ激しい雷雨となる日々。
ひどいときには車のワイパーが効かないくらいの豪雨。
高い山にも行けないし、泊りの沢は命を落としそうで、出かけるのは怖い。
でも、暑いので水につかってバシャバシャしたい。
ってことで、半日で終わる足尾の笹ミキ沢にメンバー集めて出かける。
本当は庚申川から泳いで笹ミキ沢に入りたかったが、

午後から雨の予報なので林道歩いて、汗だくで笹ミキ出合いに。

午前中は天気は晴れの予報なので積極的に沢の中に。

大きな釜を持つ滝が多く楽しめるので、水線どおしでバシャバシャする。
すぐに汗も引く。
飯島さんと田井くん、胸まで浸かって小滝に取り付く。
田井くんは吹っ飛ばされてアワアワ、しかし果敢に攻めてクリアー。


ジャジャーン、今日の核心の大滝が登場。


直登は難しいので左から巻くが、上のほうが少し悪くてザイル出す。
今日はトップを田井くんに任せる。
滝の左をザイル張って抜けてくれる。
ありがとさん。


順番待ちで女子トークの飯島さんとよっちゃん。
田井くんが必死で登ってるのに、こんなやばい場所でも会話がはずむ?


最後によっちゃんが登って核心部は無事に終了。


ゴルジュもジャブジャブ突破!


またまた大滝。
ここも巻いたか?


明るい日差しの中をドンドン進む。


ここも3人並んで突破!


水を得た魚の鯛くんの笑顔!じゃなくて田井くんの爽やかな笑顔。


そしてあっという間に尾根に登り詰める。


12時前です。
バシャバシャ、ジャブジャブ、アワアワ遊んだわりには早い早い!
あとは尾根を駆け下り、林道に降り立ち、暑い中を駐車場目指して、Goo!
車を走らせたとたんに雨がザー、ギリギリセーフ!
今回も仲間と沢に恵まれ、楽しい真夏の沢登りでした。

吉本

鶏冠谷右俣

2024/8/13

吉本 飯島 田村よ


鶏冠谷右俣に行ってきました!
ナメ滝小滝が続きます。






逆さくの字の滝はザイルを出して、飯島さんリード、吉本さん、私で登りました。途中残置スリングがありました。




25メートルの滝は左岸を高巻き。
順調に進んできましたが、ポツポツと雨が降り始め。
ナメとナメ滝が続き途中合羽を着て歩いていると左手側に大滝40メートルを横目にし、下山道徳ちゃん新道を目指して斜面を歩くと赤テープを見つけ徳ちゃん新道に出ました!

ナメ.ナメ滝多くとてもきれいな沢だなと思いました!

無事に下山。楽しかったです!
田村よ(記)

2024/7/27-28

北アルプス 明神岳東稜

飯島、吉本

 

夏合宿の準備に、荷物を背負って北アルプスのバリエーション歩きますか、ってことで明神東稜に出かける。

事前の天気予報では2日間とも晴天の予報。

北アルプスの景色を眺めながら、のんびりと北アルプスの夏山を楽しみますか。

朝一番のバスに乗り込み、駐車場から河童橋を目指して歩き出す。

ここらあたりは早い時間だし涼しくて、荷物はあるがテクテク快適に進む。

 

天気は予報通りの快晴。

「ゴッホ、ゴッホ」と5峰を正面に見上げながら、青空の下ひょうたん池を目指す。

 

天気がいいのはうれしいが、樹林帯を抜けると日差しが暑い。

しかもガレガレの急登。足元から石ころがガラガラ崩れて苦労する。

 

汗はダラダラ、いつまでたってもひょうたん池に着かないし、テンション激下がり。

暑苦しい草付を、ハーハーゼイゼイ登る。

 

やっとひょうたん池に到着。

意識が遠のいて、思わず池にダイブしそうになる。

 

しかし、飯島は元気。

この暑い中を涼しい顔に不敵な笑みを浮かべてピース!

もう少しお手柔らかにお願いします。(俺は少しだけ涙目)

 

そして、第一階段。

飯島はサクサク登っちゃいます。

背中がどんどん遠ざかる、待ってくれ、ヘロヘロの俺を置いてかないでくれ。

 

ここは崩壊してて少しやばかったが飯島はサクサク進む。

そろそろ俺は限界です。

 

そしてハイマツの藪漕ぎに突入。

ハイマツ結構手ごわかった。

 

しかし、次々とこんなピークが現れ、いつまでたってもラクダの背に着かない。

さすがに寝不足と暑さで俺がダウン。

「吉本さん、大丈夫ですか、水飲んで回復してください」、と優しい言葉をかけるが、バテバテの俺を見て楽しそうな飯島。

このドS野郎が!

元気になったら絶対に仕返ししてやる!

 

なんだ、かんだでやっとこさラクダの背に到着。

時間は13時。

山頂まで楽勝で登れる時間だが、俺がバテバテで飯島に泣きを入れ、今日はここまでで勘弁してもらう。

 

すぐにテント設営して飯島が冷え冷えにして担ぎ上げてくれたビールで乾杯。

飲むと急に元気になるおやじ。

そして、1本飲んですぐに昼寝。この時間が至福の時間でした。

 

2日目は朝から雨。

今日はバットレスなど核心部を越えて登るが、雨で岩はビショビショ。

かなり怖い。そして寒い。

 

それでも、雨も寒さもものともせずに飯島はガシガシ登る。

迫力すごい。

あっという間に核心部のバットレスにザイル張って見えなくなる。

 

バットレスを登るとこのドヤ顔。

(おっさん早う登ってこんかい!)

 

そして山頂に到着。

寒くて写真なし、すぐに下山開始。

下山もガレガレの急下降で怖い、しかも雨は降りやまず寒い。

 

2峰の登り返し。

ここも、濡れた岩場をガシガシ登る飯島。

ビレイポイントの鞍部は、風がビュービュー吹いていてスッゲー寒かった。

涙目で一生懸命ビレーする俺。

頼む飯島早く登ってくれー!

 

ここを登りきるとヤバいとこはおしまい。

3,4,5峰を目指して下る。

とはいっても、登って下ってルーファイして、と簡単には到着しない!

 

そして、8時半前に5峰に到着。

いい笑顔です。

 

あとはひたすら登山道を目指して下山する。

このあたりで雨も弱まりホッとする。

 

んでもって、登山道に合流。

余裕の笑顔。

 

なんだかんだで、飯島に引っ張られて、なんとか無事に登れ下山できた明神岳東稜でした。

飯島ありがとね。

 

吉本

 

2024/7/20-22

甲斐駒ヶ岳 赤石沢奥壁Aフランケ

赤蜘蛛ルート

飯島、KNZ & ISK(会外)


ここ2ヶ月の間にあぶみを購入し、練習。

KNZさん、ISKさんの練習日程に合わないときもあるので、あぶみの吉本さんにお願いし、俺が行くわけでもないのに、、という声は聞こえないふりをして、三ツ峠と古賀志に付き合っていただきました。


練習中は、


 立つんだよ!

 なんで立てないんだ!

 下手くそ!

 お前なんか行けるか!


と、数々の叱咤激励を受け、


 立つんだよ! → お前なら立てる!

 なんで立てないんだ! → 立てるはずだ!

 下手くそ! →  伸びしろあるな!

 お前なんか行けるか! → むしろ、伸びしろたっぷりだ!


と、勝手に脳内変換し、前向きに練習に取り組んで、本番当日を迎えました。


初日。

登り始め1時間は特に、これでもか、というくらい身体中から汗が吹き出ました。途中から小雨が降ったり、止んだりで、少しだけ暑さはやわらぎましたが、長くて、重くて、辛い、黒戸尾根でした。


七丈小屋に着きテントを設営。


午後から日差しが出てきて、明日は期待できそう。

疲れた身体にムチを打って、翌日の偵察へ。


偵察は、ハーケンが打たれた木を覗き込んだところで、終了。

(そこには、ザイルの芯が剥き出しになったFIXロープがありましたが、翌朝行くと、新しいザイルに張り替えられていました。帰りにすれ違ったパーティが整備してくれたようです。ありがたい!)


帰りがけ、八号目岩小屋の近くに、ワイドクラックを発見。



2日目。

暗い中、悪いアプローチをこなします。

でもその先に、見るだけで胸が高鳴る景色が待っていました。


1ピッチ目

遠いと有名な2ピン目に、リードのKNZさんがヌンチャクを残置してくれましたが、私は、さらにヌンチャクにパニックをセットして登り始めました。

時間短縮のためです!(言い訳?)



2ピッチ目

ここが唯一安心して登れました。



3ピッチ目

思ったよりもリングボルトの感覚が近い。

でも、V字ハングを乗っ越した後、草付きの岩をのっこすところがかなり悪い。頼りない木を使い、なんとか体を岩にあげる。ここが一番怖かった。KNZさんのメンタル、凄すぎる。。




4ピッチ目

フリーでテラスまで。


5ピッチ目

木が生い茂る凹角から取り付き、その後、スラブをへて、核心手前まで。


6ピッチ目

見えました!来ました!

キレイなクラックのライン。核心ピッチです。

最初はリングが打たれていて(間隔は遠い)、その後、美しいクラックが伸びています。



フォローでもカムのアブミはドキドキする。

リードのメンタル、、、恐るべし!


終了点はリングボルト3つ。

そこに3人がハンギング。。。



7ピッチ目

ISKさんが遠いところにヌンチャクを追加してくれました。助かりました!!


8ピッチ目

おまけみたいなところをリードさせてもらう。


9ピッチ目

ここもおまけピッチかなと思ったら、濡れてて悪い!ISKさんが抜けてくれました。


最後、10メートルくらいザイルをひいて歩くと、終了点の岩小屋に到着。


ヘッデンの準備をして、岩小屋まで登り返す。


8号目の広場では、夜景がキレイでした。


久々にゆっくり、たっぷり寝て、翌日、下山。


ここ2ヶ月、頭の片隅に、あぶみ練しなきゃ、という焦りに似た思いが常にありましたが、この岩壁と対面でき、頑張って良かったと心から思いました。(と言っても、あぶみの技術はまだまだ、、、とほほ)


あらためて今回、素晴らしい機会をいただき、ありがとうございました!



飯島

2024.7.25

赤城山 黒檜山

メンバー 毛呂、田村よ


白毛門沢を計画するも、またまた雨予報。。。

びびりなので、赤城山に計画変更。


そういえば市民登山の場所って今年はどこなんでしょう?


と言うわけで、下見も兼ねて

花見ヶ原キャンプ場から黒檜山を目指します。



背丈ほどある笹をかき分けて

苔の庭で休憩です

大きな倒木を見ながら登り

山頂直下では展望よしです❗

小沼の上には富士山が見えます?

市民登山には良いルートだと思ってましたが、
下山途中に巨大なアナコンダがいたため、無理です。

<本日のランチ>
どんぶりめし つながり
贅沢牛タン定食

毛呂


〜追記〜

花見ヶ原キャンプ場から黒檜山に登るルートが、前から気になっていたので

ゆっくりのんびりハイキング!

山頂絶景スポットで1時間ほど沼田方面を眺めながら毛呂さん日傘(⌒▽⌒)

帰りは、毛呂さんヘビは見てないのにガサガサという音で、あんなに後ろに戻る(-.-;)!!ヘビ見たの私!大きがった!!

と!楽しめました!

田村よ(記)

片品川中ノ岐沢 小淵沢

2024/7/13

吉本、田村(よ)、田井、中野、会外他5名

 

今回は、小淵沢を登り詰めて尾瀬トップアウトを目指します。

急遽、当会と富士宮山岳会5名との共同作戦と相成りました。

総勢9名でわいわいとw

 

 

7時登山口(大清水休憩所)発。

沢デビューの田村さんと中野。

一度濡れてしまえば、もうためらうものはありません。

前橋の本懐。水線通し、水線通し、水線通し(大切なので3回言ってみましたw)

ガッツリ沢楽しんじゃいましたww小さな滝も直登です。

 

沢の渓相は穏やかで小さなナメ滝が連続。たまにイワナの気配がしました。

田井さんは小淵沢初とのことですが、リーダーとしてグイグイ引っ張っていきます。

頼もしいです。

 

初心者多めのパーティー構成でしたが、要所でロープをだして

 

着実に。スピード重視で2本ロープ張って。

吉本さんのアテンドでがっちり支えていただきました。

 

核心の三条10mの大滝(画像1枚目)を越えると、穏やか源頭部。

夏模様ですね。雨予報だったので期待していませんでしたが、

晴れ男、晴れ女が多かったんですかね。

 

『やぶ漕ぎも沢登りの醍醐味のひとつ』by吉本さん

とのことでしたが、必死すぎて写真を撮る暇がありませんでしたので割愛w

トップアウトした先には、小淵沢田代、大江湿原が。

ニッコウキスゲが見ごろでした。山登りしてるなあって

うれしくなっちゃいました。いい香りがしていました。

 

最高の沢デビューになりました。

たまにはわいわい山行もいいですね。富士宮のみなさん

ごっちゃんでした

中野

おまけ

尾瀬のニジマス。大正時代に商業放流した個体の末裔らしいですね。

釣りたい!毛ばりを落としたい!っっっっと心の中で叫んでいた

釣り吉・中野でした。

 

追記

田井さんに、沢登り興味ありますか?

と連絡をもらい、このお誘いを断ってしまったらまた来シーズンに先延ばしになってしまうと思い。

沢靴購入!

 

初めての沢登り!腰まで水に浸かってしまえばレベルアップ!
ジャブジャブと水を浴び楽しめました。

田村よ(記)

 

奥秩父 豆焼沢

2024/7/7

吉本、田井、飯島


5時前に出会いの丘到着。

すでに釣りの方々がちらほら。

行き先を尋ねられ、恐るおそる豆焼沢です、と答える。

僕たちはあっち、あの人はこっち、と教えてくださり、場所がかぶらなくて、一安心。


準備を整え、ヘリポート脇から入渓地点へ降ります。


日帰りだから、下部ゴルジュは省略か、とも思いましたが、そんなもったいないことはしませんでした。


入渓してすぐしばらくすると6メートルの滝。





ホチの滝


下部ゴルジュ

 


一段登ってみるも、二段目は水流が凄すぎて、早々に諦め戻って巻こうとすると、、、

田井さんはじっと滝を見つめ、行ってみてもいいですか、とのこと。巻くことになりましたが、いける、と思えることがすごい!



その後も小滝がつづきます。





トオの滝



50メートルの大滝。圧巻!



巻き終えて、復帰。



その後、悪い側壁を登る。




両門の滝。




きれいなナメを登る。



その後もいくつかの小滝をこえます。



最後の最後で、右俣を選択したのが誤りだったか。最後は急登をヒィヒィ言いながら、登山道に合流。



雁坂小屋に到着。


すごく癒される雰囲気の場所でした。


下山は黒岩尾根。


ところどころで、豆焼橋までの残りの距離を知らせる看板があり、見る度に一喜一憂しました。


この日は猛暑日でしたが、下山も直射日光があたる場所が少なく、日陰で、よかったです。


豆焼橋に到着。



ここからは、日差しに焼き殺される、、、と思いながら、駆け足で駐車場に戻りました。


飯島

2024/6/28
松木沢幕岩偵察
毛呂 田村よ
天気予報は、曇のち雨だったので最近通っている松木沢の先のが知りたいのと、アイスクライミングの時期の為に幕岩、ウメコバ沢のアプローチ偵察を予定しました。
毛呂さんは、初めましての松木沢だったようです。
歩き始め少し歩くと、熊の足跡や鹿の足跡。
松木沢ジャンダルムを過ぎると幕岩があり冬になったらここは凍るのかな!?と岩を眺め。
幕岩同志会ルートを探したりしました。
岩にペンキで↑Kとあり。
何ルート??
幕岩の先の砂防堰堤で雨が降り始めたので偵察は終了。

田村よ(記)

追記
結構近所なはずなのに、来たことがなかった松木沢。
お初なので、がっちり資料を持っていきますよ!
地図とコンパスを使ってのんびり確認しながらの偵察でした。

雨予報のため、早めスタートしたのに、
予定より早めに、しかも、
がっつり降りだした雨。

天気のよいときに、登りに来ます!
最近のお気に入り装備の
『折りたたみ傘』
が大活躍のルートでした。

今日のランチ
れんがya
焼きそば(1人前)
と、

トンカツ浅井
ハムカツ+串カツ定食

毛呂

2024/06/22

松木沢ジャンダルム中央壁直上ルート

田村よ 田井 中野

 

先月につづき、6月も松木沢!

今回は直上ルートを選択しました。

中野は初なのでワクワク。トポとにらめっこしながらアプローチです。

さあ登るぞと思ったのもつかの間、、、

迷いましたwww

あれっと思ったのでGeographica©でログとってみました。

水色の手書き〇がルート取りつき。

登りつめすぎて3Pのザレ場の一部に出ちゃったみたいですね。

そうのこうのしているうちに9時登攀開始です。

1,2P田井さんリード、3~6P中野リード

1P目のチムニー。田井さんも少し長考しながら登ります。

案外ツルツルしていて中野も本気で落ちるかとひやひやしました(;^_^A

 

カムの使い方の講義を受けた後、即実践。

初リードですが、自分がロープを張っているっていうのは、

冒険心がくすぐられて楽しいですね。

 

5P目終了。風がでてきて心地よい。

いい日になりました。

 

これから夏合宿に向けてフルスロットルです。

マルチもバンバン行きたいですね。

 

中野(記)

おまけ 山頂アンパンにしか摂取できない栄養素があります。絶対(笑)

 

 

足尾 三重泉沢

2024/06/15-16

飯島 田井 吉本

 

高崎ではうだるような暑い毎日。泳ぎが多い沢でも耐えられる季節となった。

さてどこに行きましょうか。

足尾でゴルジュ突破でしょう!ってことで今回は三重泉沢に決めました。

6時前に林道ゲートに到着。すでに満車。釣り師の朝は早い。しかし、これだけ車あるのに二日間誰にも会いませんでした。

ザックを背負いいざ出発。涼しい早朝だけど林道のアプローチで汗だく。やっとこ三重泉橋に到着。ここで装備を着けて入渓。しばらくは河原歩き。だんだんゴルジュになって来た。

そして、下部ゴルジュ。最初は胸までつかったりしながら進む。

有名な「ハンマー投げの滝」が目の前に。近くまで行って見てみるが、これは無理でしょう。

ってことでトラロープが見えてる左から巻き始める。しかし、これが結構シビア。ここはかなり怖かった。途中からザイルを張るが上に上に追い上げられる。なかなか抜け口が見つからないため、懸垂で降りることに。斜め懸垂2回でトラバースのトラロープを発見。

なんとかトラバースして次は中間ゴルジュ。

次の核心は滝前の右をヘツッて、滝の左のワイドクラックを登る。ここは田井がトップで突破してザイルを固定してくれた。田井ありがとう。

そして、上部ゴルジュ、ラスボスの八丁暗がり「落とし穴の滝」。水量が少なく左からの飛び込みで簡単に行けそう。ここは俺が手をあげトップで行く。最初は簡単そうに見えたのでちょい飛びで入水したが、頭まですべて水没して簡単に跳ね返された。水をだいぶ飲んでゲホゲホ。こりゃいかんと、次は少し気合を入れなおして水流の先の逆流目指して飛び込む。しばらくもがくが、なんとか滝下に到達。水面から出て立ってから体を入れ替えるのに少し苦労したが、なんとか右足をガバーッと上げて突破。ザックを3個荷揚げして、二人を引き上げてクリア。ここは寒くてずっと震えていた。

ラスボス終わっても、泳ぎで突破したり(飯島さんが泳げることに少し驚き)、

ザイル出して登ったり(ここは飯島さんが担当)、トラバースしたり、

最後のCS5mは左から巻いて沢床に降りる。

そして、しばらく歩くと滝ノ沢が出合う。時間は14時半。ここから河原歩き1時間でニグラ峠の登り口に到着。今日の行動はここで終了。そこには極上のテンバ。

まずはビール冷やして、タープ張って、乾杯しながらまったりして、少し休んだら薪集めて、焚き火宴会の開始。焚き火は田井に任せて俺は鍋を担当、飯島さんは焼き物を担当。酔いも回り、楽しかったゴルジュ突破の話しで盛り上がる。さすがに疲れと寝不足で、飯島さんがタープに去り、田井も去ると、焚き火のそばには俺一人。薪はまだ残っているので、酒飲みながらまったり。至福のひと時。うつらうつらとしていたら、いつもどおり焚き火のそばで寝てました。

翌日は暑くなる前に早く車に到着したい、と4時起きで朝ラー。

5時半には撤収おえて出発。ニグラ峠までは激登り。そこからはトラバース気味に下るが、田井がちゃんとルーファイ。地図も完璧に頭に入っているようで、「尾根越えて沢を少し下って。。。。。」と解説付きで先導してくれる。登山道はあっけなく終わり、暑くなりだした林道を汗だくで歩き、9時過ぎには車に到着。

お疲れさまでした、と固い握手で楽しかったゴルジュの沢は終了。

今回も愉快な仲間と一緒に沢を楽しめました。

さーて、次はどこに行きましょうか!

 

吉本