わりと最近まであれこれ事件のことを取り上げてきたのですが、
いまは常陸国だいだらぼっちシリーズを書いているので、
気の毒にと思いつつもスルーしていたこの行方不明事件なんですが、
今日無事保護とのことでなによりでした。
(超テキトーですみませんが、位置関係はこんな感じかと。2つの赤点●間の直線距離は約6.14km、直線でなければおよそ8~9km程度。)
※※ パソコンからご覧の場合で、画像によってはクリックしても十分な大きさにまで拡大されず、画像中の文字その他の細かい部分が見えにくいという場合があります(画像中に細かい説明書きを入れている画像ほどその傾向が強いです)。その場合は、お手数ですが、ご使用のブラウザで、画面表示の拡大率を「125%」「150%」「175%」等に設定して、ご覧いただければと思います。※※
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さてこの件では警察犬が失踪男児の足跡を追わなかった---
あるいは鼻をクンクンしながら少し移動しただけですぐに元の位置に戻ってしまった・・・
ということらしいのですが、
大和君はどうやら徒歩で未舗装の道を陸自の演習場方向へ向かったらしく、
その道は人や車が大勢行きかい大和君の痕跡をかき消してしまうような道ではなく、
むしろ人気(ひとけ)のほぼ皆無な道であり・・・
(これも超テキトーですが、大和君は赤点●の位置から画像向かって右方向に歩いていき、そこからさらに北方---陸自演習場方向---に向かってのびる細道を歩いたと考えられている様子。)
(縮尺が違いますが、上の画像の続き。どんどん北へ上がったと。交差点というと信号がありそうで大げさですが要するに十字路です。右上の四角い枠みたいなところが、フェンスで囲まれているという問題の部分かと。)
(上の画像の続き。大和君がどのルートをとったかは不明ながら、交差点Aを起点としても、フェンス内に進入していくにはいくつものルートがありそうです。)
さておそらくは上のような未舗装の細道を歩いた(と思われる)大和君の動きを
警察犬が追跡できなかったのはなぜなのか??
という疑問を多くの方が指摘しておられて、
「警察犬は失踪初日から投入されていなかったのではないか」とか、
「大雨で臭気がかき消されてしまったのではないか」とかの様々な推測がなされているのですが、
大和君のケースでは警察犬は失踪当夜(5月28日夜)から投入されており、
また大沼地区では5月28日の23時前後のわずかの時間、
0.5ミリであるとか1ミリであるとかの雨が観測されているのみで、
前々日、前日、当日、翌日ともにそれ以外の降水は皆無という状況なので(5月31日に大雨)、
雨で大和君の痕跡がかき消されたということは考えにくく、
例えば失踪当夜の状況を伝える以下の動画、
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160529-00000068-fnn-soci
(5月29日配信フジテレビ動画、5月28日当夜の警察犬による捜索シーンあり)
「北海道・七飯町の山林で山菜採りをしていた小学2年生の男の子が、28日から行方不明となっていて、捜索が続けられているが、まだ発見されていない。28日、七飯町の山林に、両親と姉の3人とともに山菜採りに入り、行方不明となっているのは、北斗市の小学2年・田野岡 大和君(7)。大和君の捜索は、警察犬も出動し、夜を徹して行われたが、大和君は見つからなかった。(後略)」
いちおう画像を・・・。
(頑張るワンちゃん。たまには間違えることがあってもいいのではないかと・・・)
これを見る限り捜索隊の誰も傘をさしておらず
雨合羽も羽織らず地面も乾いているように見え、
人も犬も雨に邪魔されることなく捜索できていたようなのですが、
この条件でも警察犬が大和君の足跡を追えなかったのはなぜなのか、
置き去りにした位置が大和君の父親の記憶違いだった可能性もあるとは思うものの、
自分的には、少し前の朝霞の女子中学生誘拐事件における警察犬の微妙な動きのこともあり、
警察犬の鼻も万能ではなく、たまには間違える~不発のこともある、
その嗅覚を利用させてもらって、
ときどき大切な人や物を探し当てることができればラッキーだ・・・
くらいの気持ちで
生温かく見守ればいいのではと思うのであり、
しかしながらそうである以上、
現在の事件や過去の未解決事件などを考えてみる際に、
警察犬の反応についてはそれを絶対視するのではなく、
あくまで、参考程度にとどめるのが正解なのだろうなと、
あらためてそんな風に思えた、
(今回の)出来事だったように思いました。