今晩は
今、インドでは色んな賄賂問題がニュースを賑わせているのですが、Yahooニュースでも紹介していたニューデリーにおけるビル崩壊も、賄賂が原因のようです
とりあえず、ビル崩壊のニュースを紹介します
11月16日21時10分Yahooニュース配信
ビル崩落の死者66人に=構造に問題か、捜査開始―インド
インドの首都ニューデリーで15日夜に起きた住宅ビル崩落事故の死者数は、16日までに66人に達した。ビルの構造に問題があった可能性も指摘されており、警察は事故後に姿をくらましたビル所有者への捜査を開始した。事故をめぐっては、「厳格な建築基準を設けないなど市当局が怠慢だったのでは」(付近住民)と行政の責任を指摘する声も上がっている。
事故のあったラリタパーク地区はニューデリーの大河ヤムナ川のそばで、数十年前までは住宅地ではなく河畔だったとされる。もともとの地盤の弱さに加え、今夏の洪水でさらに地層が緩んだ恐れがある。
がれきの下にはまだ少なくとも10人が埋まっているとみられ、現場では16日も救出作業が続いた。息子1人が行方不明だという男性アスラムさんは「ビルに入ろうとしたらいきなり崩れた。慌てて逃げた」と語り、ビルの構造上の欠陥の可能性など考えもしなかったと肩を落とした。
警備中の警察官によれば、居住者の大半は「地方から出稼ぎに来ていた生活の苦しい独身の若者」という。
11月16日「THE HINDU」より救助の様子
16日夜9時のニュースによると、
夜9時現在における死亡者は66人。
建設業者が逮捕された
市当局からは「3階建ての住居ビルを建てる許可」を得ていたが、5階建てのビルを建ててしまい、加えて、今年は特に雨が多く、ヤムナ川からの水がビル地下に染み込んで今回の崩壊が起きた模様
とのことでした
旦那曰く、
この3階建ての許可自体も、市当局に賄賂を払って許可を貰った可能性が高く、本来なら3階建てすら、許可をもらえない立地だったのではないか
さらに、3階建て自体も、建設主&所有者が少しでもお金を得ようと違法建築した可能性がある
その上、5階建てにしてしまったので、土地が耐えられず、建物が崩れた、
そりゃぁ、崩れるでしょう
市当局が検査に来たときに、「3階建ての許可で、なんで5階建てなんだ」と、ならないのがインド
検査に来るのはトップ人物ではなく、下っ端の役人なので、
当局役人:「許可は3階建てまでだろまぁ、これだな」と指をこすり、賄賂を示す
建設者または所有者:「いくらならですかぁ」
これにて、交渉終了当局役人が指定した金額を払えば、問題無し
たとえ担当者が変わっても、同じことを繰り返すだけ
インド人の役人は、今は給料がそんなに安いわけではなく、むしろ、インドにおいて公的年金が唯一保証されている仕事なので、公務員になりたい人が多くらしいです
マドゥライで見たのは、「4人」の募集に対し、「2,000人」が殺到したとか(20,000人だったかな)それくら、優遇されている立場なんですよ
なんにせよ、賄賂を受け取るべきではないし、賄賂を要求すべきでないし、何より、
インドの役人よ、自分の仕事に責任を持て
では、おやすみなさ~い
明日は、今インドをにぎわせている賄賂問題について書きたいと思います
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