年明けから、本社宛の書類作成に取り掛かりました。
だけど、私には全くと言っていいほど法律的知識がありません。
一方、夫には書類を作る気力と体力がありません。
そのため、夫の意図していることを私が文章にして、
それを夫に添削してもらうという作業を繰り返し、
約2ヶ月かけて最初の書類一式を完成させました。
それを夫に添削してもらうという作業を繰り返し、
約2ヶ月かけて最初の書類一式を完成させました。
夫の活動限界が1日1時間程度だったので、とても時間がかかりました。
最初の書類は、本社にいる中で夫に最も近い上司である人事部長に送るもの。
設けてあるチェックボックスを人事部長にチェックしてもらい、
同封の返信用封筒で夫に返送してもらう予定で作りました。
設けてあるチェックボックスを人事部長にチェックしてもらい、
同封の返信用封筒で夫に返送してもらう予定で作りました。
□ 雇用契約書に記載された始業時間は9時である。
□ 朝礼は毎朝8時10分から行われる。
□ 朝礼は参加しないと業務に差し支える内容である。
など、夫の職場の実態を列挙し、特定の項目にチェックが入った場合、
それ即ち労働基準法違反の証拠と出来るよう考えられたものでした。
1月中旬から下旬にかけて、複数の社労士、弁護士に面会の予約を入れ、
それぞれに人事部長宛書類のコピーを渡して、
労働基準法違反に該当するチェックボックスにチェックを入れてもらいました。
ばらつきはありましたが、社労士、弁護士の見解は、
概ね夫の認識していた労働基準法違反を肯定するものでした。
ばらつきはありましたが、社労士、弁護士の見解は、
概ね夫の認識していた労働基準法違反を肯定するものでした。
後にこの書類は重要な証拠となります。
また、2名の担当医から、
「うつ病発症の原因は職場の環境に起因している可能性が高い」と
書面で証言してもらいました。(意見書)
「可能性が高い」なので、労災の証拠としては弱いのですが、
ないよりマシという感じで出来るだけ多くの証拠を集めようと奔走しました。
この頃、偶然深夜にテレビをつけていたら、
「示談交渉人 ゴタ消し」というドラマが始まりました。
示談の交渉、それは夫がこれからやろうとしていること。
思わず夫婦で見入ってしまいました。
主人公の白虎さんがICレコーダーを机の上において、
上手く相手の自白(パワハラを認める発言)を誘導するという回でした。
追いつめられた相手が怒りに任せて机の上のICレコーダーを破壊するのです。
破壊した後で「出来の悪い部下にパワハラをして何が悪い!」と居直るのです。
しかし、白虎さんはもうひとつ別のICレコーダーを隠し持っていてしっかり録音。
「録音の同意を得た後、複数の録音機で録音するのは交渉人の基本テクニック」
というセリフを聞いて、ICレコーダーを2台買いました。
夫と私のそれぞれが1台ずつ管理し、
主に夫が机の上、私がポケットの中で録音するようになりました。
そんな下準備生活が3月まで続きました。
※この記事は全て私の主観によるものです。