652 名前:296=前スレ966[sage] 投稿日:2014/02/02(日) 22:58:16.74 ID:/T2M0fs00 [2/2]
>>646
> そして、その魔女の内心は、冒頭から中盤までたっぷりと、わたしの深層心理が望む夢の世界として
> まどかの居る世界、魔法少女が力を合わせて戦い、誰一人として欠ける事の無い世界を
> わたしの望む世界として、視聴者に向けてこれでもか、とばかりに見せ付けて来たのだから。
そうですね、映画前半の仮想見滝原世界がほむらの無意識の願望であることは、
製作者インタビューなどでも言及されていたと思います。
ところで叛逆後の世界のまどかは、何故「魔法少女まどか」ではなくて「人間まどか」なのでしょうか。
ほむらが世界を改変するにあたって、映画前半と同様にホーリークインテットな世界を創ってもおかしくなかったと思います。
古いレスですが>>197を述べたときには、ほむら改変後は
「魔法少女の救済」は失われて魔法少女は魔女になる世界に戻ったために、
まどかを魔女にさせないように「魔法少女」として復活させなかったのかと考えて納得していました。
ところがその後>>315で述べたように虚淵氏のインタビュー発言で魔女の復活は否定されました。
それならば、ほむらは映画前半と同様のホーリークインテットな世界を再現しても良かったのではないかと思います。
(なぎさを加えるとセクステットになりますが)
最後のさやかへのせりふで、ほむらは
「わたしはまどかのクラスメイトとしてふるまうから、あなたも内心はどうあれ、
普通にクラスメイトとしてふるまいなさい」というようなことをいっています。
(自称)悪魔となったほむらが新編映画前半をなぞって一人の「魔法少女ほむら」としてふるまい、
魔法少女まどかとともに戦い続ける(フリをする)、という世界も創れたと思われます。
まどかをソウルジェムにすることを忌避したのでしょうか。
そもそもまどかは魔法少女になるべくしてなったような娘に思えます。
因果を束ねて最強の魔法少女になる素質を持つ以前から、
自分に自信がなく、人の役にたつため魔法少女を志すような娘でした。
まどかを魔法少女として復活させてもおかしくなく、むしろその方が自然だったように思えるのです。
あえてメタな視点で製作者の立場で考えると、むしろ最後のまどかは魔法少女であるほうが、
続編への展開的な意味で、やりやすかったように思われ。
何故ほむら改変後世界で「魔法少女まどか」ではなくて「人間まどか」なのか、不思議に思っています。
納得のいく解釈があるでしょうか。
656 名前:296=前スレ966[sage] 投稿日:2014/02/03(月) 00:28:09.44 ID:hxhPgjRy0 [1/9]
自分はこの映画「叛逆の物語」の筋書きはとても丁寧に作られているように感じています。
虚淵氏は映画前半とQBの長台詞で、
「仮想見滝原の描写でもって、ほむらが魔女力を行使することによって
(概念と化した)まどかを具象化し得る」ことを示して。 (←叛逆の手段)
花畑でのまどかとほむらのやりとりで、
ほむらに「まどかに人間としての幸せを取り戻させたい」と決意させた。
(←叛逆の目的)
ほむらの叛逆には目的と手段が必要でした。
まどかを円環から切り離して人間に戻す、という目標があっても
その手段がなければ目標を達成することはできません。
そして逆に、ほむらが
「自分は魔女の力を行使すればまどかを取り戻すことができるんだ」、と
まどかを人間に戻す方法(手段)に気付いたとしても、
「まどかを人間に戻したい」という意志がなければ遂行しないでしょう。
>>610
> >:改変直後にまどかが作った世界を見守っていこうと決心した台詞がある。
> >それを度外視して叛逆計画など立てようとするわけがない
> それは、いつのどんな台詞だろうか?
> 見返してみたが、俺にはそれらしい台詞は見つからなかった。
ちょうど上記への回答になりますが、前作の最後でほむらは次のように独白していました。
「悲しみと憎しみばかりを繰り返す、救いようのない世界だけれど、
だとしても此処は、かつてあの子が守ろうとした場所なんだ。
それを覚えている。決して忘れたりしない。だから私は戦い続ける。」
この時のほむらは まどかの最後の意思を尊重していて、
たとえ人間に戻す手段をみつけても、
まどかの最後の意思に逆らってまで人間に戻そうとは考えなかったでしょう。
ところが花畑での会話で、もう一つのまどかの本音を知ってしまった。
→ どんな手段でも、まどかを行かせるべきではなかった。
今からでもまどかを復活させられるなら取り戻したい、と思わせたわけです。
そしてまどかが救済に差し伸べた手をさえぎって自ら魔女化して
まどかを取り戻した、とすればとても丁寧に描写されているように思います。
657 名前:296=前スレ966[sage] 投稿日:2014/02/03(月) 00:52:13.82 ID:hxhPgjRy0 [2/9]
>>654
様々な解釈を提示してくれてありがとう。自分には考えられない解釈です。
しかし残念ですが、自分としてはそれらの考察では納得できませんでした。
> 4.独りぼっちではない見滝原で記憶を戻し、現世に残るか消えるを選んでもらう
>というのがほむらの行動としてはいちばんしっくりくると思います
これに関して言えば、自分としては
ほむらの心情として「まどかの選択(意思)がどうであろうが、
まどかには幸せな人生(人としてor魔法少女として)を歩ませたい」
と考えた結果がほむらの叛逆であったと考えています。
658 名前:メロンさんex@ご利用は紳士的に[sage] 投稿日:2014/02/03(月) 02:08:28.87 ID:6FcfDAuJ0 [1/21] (← 愛媛氏のレス ブログ転載時注)
なぁお前ら
この作品を脚本家のミスの塊と思ってるい俺でさえ
『まどかを人間に戻した理由』
↑
これ本当にわからないのか? ふざけていっているのか? それともアニメの内容を
見ている端から忘れるような性癖なのか?
いったいどういった頭してたらこんな当たり前な理由がわからないんだ?
あおのなぁ
第一段階でのほむら契約時の願いは『出会いをやり直す。役に立ちたい』だ。
そしてループを繰り返す中で、それに+された目標もあるだろ????
ん? 覚えてないのか? 本当に覚えてないのか? お前らアニメ考察する資格ないぞ?
「キュゥべえに騙される前のバカな私を、助けてあげてくれないかな?」
↑
つまり契約を阻止してって願いなんだよ。 ほむらは役に立ちたいって矛先をこの目標に合わせたんだろ?
このアニメのほむらが本編で目標とする最大級のミッションじゃないか?
なんでこれを忘れるんだよ
この願い、言ったまどかはもういないけど、別時間軸のまどかに完遂するために いわばケジメに終止符をうつために
ほむらは、まどかを人間として再出発させたんじゃないか
665 名前:296=前スレ966[sage] 投稿日:2014/02/03(月) 11:47:45.73 ID:hxhPgjRy0 [3/9]
>>658
ID:6FcfDAuJ0 は ID:M59VnFwc0 ですよね
(ブログ転載時注: いずれも愛媛氏のID 前者は2/3, 後者は1/31のID。
この時は複垢ではない)
>>605でも述べましたが、あなたの無駄に挑発的な煽り口調はどうかと思いますが、
過去の発言を通しても、その内容は妥当なものが多いと思っています
(個人的に>>625-629については賛同しませんが)
(ブログ転載時注: 愛媛氏の発言をそれなりに認めていた、
そんな時期が俺にもありました。。。)
>>658の「まどかを人間に戻した理由」についても、ある程度は納得できます
>つまり契約を阻止してって願いなんだよ。 ほむらは役に立ちたいって矛先をこの目標に合わせたんだろ?
ただ、この時点でほむらとまどかは 魔法少女の正体がSGであること、
魔法少女が最後に魔女になる、ということを知って、それを避けるために契約を阻止することにしました
まどかは「希望を持つことが間違いだなんて言わせたくない」と、
希望を抱いて魔法少女になること自体を否定していません。
「魔法少女が結末として絶望を振りまく魔女になる」ことが許せなくて、その思いをQBへの願いごとにしました。
>>652で述べていますが。
> ところがその後>>315で述べたように虚淵氏のインタビュー発言で魔女の復活は否定されました。
叛逆後の世界で魔法少女は魔女にならないことが示されています。
>>652で次のように述べました。
> そもそもまどかは魔法少女になるべくしてなったような娘に思えます。
> 因果を束ねて最強の魔法少女になる素質を持つ以前から、
> 自分に自信がなく、人の役にたつため魔法少女を志すような娘でした。
> まどかを魔法少女として復活させてもおかしくなく、むしろその方が自然だったように思えるのです。
まどかは他の魔法少女と比べても、ただ一人特に願い事がなくても魔法少女になろうと志したことも
ある娘です。最後に魔女になる運命がなければ、
魔法少女になることを厭(いと)わないのではないかと思ったのです
まあ、実際に新編の最後でほむらはまどかを人間として復活させたわけで、
その理由は>>658であって、他に理由はないのかもしれませんね