※※※ 注意 ※※※
「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
1.評価
面白いと感じる自分と、「金返せ」コールとのジレンマ
★★★☆
(★…1点 ☆…0.5点,★5つで満点)
2.基本情報
(2009年/アメリカ映画/86分/Paranormal Activity)
監督・脚本・製作・編集:オーレン・ペリ
出演:ケイティ・フェザーストーン
ミカ・スロート
とある一軒家で暮らす大学生カップルのケイティとミカ。
幸せな日々を送る中、ケイティは8歳の頃から身の回りで
不可思議な事象が起こることに悩んでいた。
それは同棲生活の中でも起こり始め、ミカは原因の究明のため
終始ビデオカメラを回すことにするが、
収められたその記録には驚愕の事実が映し出されていた―
3.コメント
問:あなたは映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』が好きですか?
あ、この質問前にもやったな。
さて、またまた登場しました“フェイクドキュメンタリー”。
この手の映画が公開されるたび、俺はジレンマに陥ってしまう。
今回も聞こえてくるぜ~「金返せ!」のシュプレヒコールが。
その昔、俺はネットで“『ブレア・ウィッチ~』は面白いか否か?”で大ゲンカしたことがある。
俺は“面白い派”だったのに対し、ネット住人は圧倒的に“糞映画派”多数。
「作り物じゃん」「結論がない」「魔女が出てこない」「痴話喧嘩を観せられただけ」
という意見に対し、「作り物と心得た上で結論を自分で想像するものだ」
と俺は力説したんだが、叩かれに叩かれまくって
やり場のない怒りと悔しさをおぼえたことがある。
ネット初心者だったからな~フレッシュだったぜ、あの頃は。
どうもこの手の映画って日本じゃ評判が悪い。
本作もご他聞にもれず、ネットの評価はのきなみ“糞映画派”多数。
そして俺は“面白い派”。
日に日に酷くなっていくポルターガイスト現象と
それに恐れおののくカップルのパニックぶりの過程を
ホームビデオが無機質に映し出すところがなんとも生々しくて面白い。
映画レビューの掲示板なんかを見ると、
「だって作り物じゃん。全然怖くない」
という意見が多数。
分かってるわ、そんなこと。作り物だなんて百も承知。
だから~作り物だからとか~そういうことじゃないんだよ~
シチュエーションっつーかさ~無機質な感じっつ~かさ~
自分の映したビデオに幽霊映ってたら怖いでしょ?みたいなさ~
ダメ、今の俺にこの手の映画のよさをうまく伝えられない。
というわけで、これから先もこのジレンマに俺はもだえ苦しむことだろう。
結論!フェイクにあえてノれない人は金のムダ。
以上。
4.その他
(1)エンディングについて
本作のエンディング、実は3つ存在する。
① 悪魔に取り込まれる
② 警官に射殺
③ 自害
(2)続編
本作はすでに、今年秋公開に向けた続編の製作が決定している。
「パラノーマル・アクティビティ」続編に、「ソウ6」の監督が決定
http://eiga.com/buzz/20100122/4/
5.2010年度ランキング(1/30時点)
本作は、本年度のベスト10中1位(暫定)にランクイン。
(1)ベスト10
① パラノーマル・アクティビティ
② 板尾創路の脱獄王
③ マッハ!弐
④ パーフェクト・ゲッタウェイ
⑤ サロゲート
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
(次点)
(2)ワースト3
① 彼岸島
②
③