※※※ 注意 ※※※
「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
（2009年アメリカ映画／99分／THE 4TH KIND）
監督・原案・脚本：オラトゥンデ・オスンサンミ
出演：ミラ・ジョヴォヴィッチ
ウィル・パットン
イライアス・コーティーズ
１．評価
ﾂﾏﾝﾈ ﾋﾞﾐｮｰ ﾌﾂｳ ｲｲﾝｼﾞｬﾈ? ｻｲｺｰ!!!
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ｺｺﾗﾍﾝ
２．総評
問：あなたは映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』が好きですか？
Noと答えた方。
本作を劇場で観るのは止めましょう。
十中八九「金返せ！」と叫ぶに違いないので。
Yesと答えた方。
まあ、そこそこ楽しめるでしょう。
あくまでそこそこです。
舞台はアメリカのアラスカ州ノーム。
夫を殺された過去を持つ心理学者が夫の遺志を受け継ぎ、
謎の不眠症で悩む住民たちの調査をしていくうちに奇妙な共通点に気がつき、
常識では考えられない現象を垣間見ることになる。
さらに、夫の死の真相も知ることに…
本作は、実際（？）の記録映像と、それらを補う形の再現フィルム。
まさに、アンビリバボーを映画化しちゃいました、って感じ。
はっきり言っちゃうと、一方的に謎を投げつけられて終わる映画。
何点もの“事実”をポイポイと放り込まれ、何も解決しないまま
「あとは自分で考えてね」と突き放されて終わる。
非常に中途半端な映画を観せられることになるので、
「ふざけんな！金返せ！」「糞映画決定！」となっちゃう人は多いかもしれない。
しかしながらですね、この手の映画はそれこそが醍醐味なんです。
「UFO出せや！」「宇宙人出せや！」なんて感想ははっきり言って不毛。
あえて出さないからこそ面白いんです。
UFOや宇宙人なんか出しちゃったら、それこそ糞映画になってしまう。
だって結論がUFO・宇宙人の類になっちゃうから。
そもそも、結論をUFOや宇宙人にしちゃうのは安易。
ちょっと想像を膨らませれば、いろんなことが考えられる。
単なる心理学者の妄想、実は旦那や娘を殺しちゃった心理学者の基地外演技、
UFOを隠れ蓑にした現地警察の人身売買関与だって考えられる。
UFOや宇宙人をはっきり映像に出さない、肝心なところで画像が乱れる録画を観せることで、
そういったいろいろな想像ができるわけだ。
本作しかり、「ブレア・ウィッチ～」しかり、このように
あーだこーだ想像をして楽しむ映画なんですね、それは。
もしかしたら、乱れた画像をコマ送りで観ると、新事実が発覚するかもしれないし。
まあしかし、ここはあえてUFO系で話を進めるとしても、だ。
ネタは古すぎやしないか？
UFO、古代文明、宇宙人による人間拉致、体内埋め込み…
既に20年以上前、矢追純一がさんざん語っていたことじゃん。
オカルト好きな俺にとっては、とても物足りない映画。
もっと「何だとぅ！？」と言わせるような新ネタをぶち込んで欲しかった。
そういった意味でも、“そこそこ”と言わざるを得ない感想であった。
この類の映画って、日本じゃ全然ウケないよな～
来年早々に公開される「パラノーマル・アクティビティ」も
糞映画認定されるんだろうな。
３．その他
本作の舞台となっているアラスカ州ノームという地域は、
本当に行方不明者が多いらしい。
そして、シュメール文明なんかも調べると謎だらけの文明なので、
調べてみると面白いかもしれない。
４．2009年度ランキング（12/19時点）
本作鑑賞後、ベスト１０ワースト３ともにランキングが変化することはなかった。
（１）ベスト１０
① レスラー
② グラン・トリノ
③ クローズZEROⅡ
④ サマーウォーズ
⑤ スペル
⑥ ２０１２
⑦ ジェネラル・ルージュの凱旋
⑧ ディアドクター
⑨ スラムドッグ$ミリオネア
⑩ カイジ 人生逆転ゲーム
（２）ワースト３
① ターミネーター４
② DRAGONBALL EVOLUTION
③ ワルキューレ
＜2009年度ロードショー作品その他鑑賞済一覧＞
００７慰めの報酬少年メリケンサック２０世紀少年第２章最後の希望ヤッターマンレッドクリフＰａｒｔⅡ未来への最終決戦新宿インシデントドロップ天使と悪魔スタートレックトランスフォーマーリベンジ重力ピエロアマルフィ女神の報酬ごくせんＴＨＥＭＯＶＩＥＧＩジョーハリーポッターと謎のプリンス９６時間２０世紀少年最終章ぼくらの旗しんぼるサブウェイ１２３激突幸せはシャンソニア劇場からカムイ外伝南極料理人ファイナルデッドサーキット3DSAW6イングロリアスバスターズゼロの焦点カールじいさんの空飛ぶ家なくもんかTHE4THKINDフォースカインド