乳がんといわれた。
ダイエットに成功して、脂肪の減った裸の身体を鏡にうつしたある日。
右胸の上のほうにしこり状のものがあることに気が付いた。
乳腺症?くらいに思っていたけれど、少し気になったので住民票のある自治体で行っている乳がん検診を受けることにした。
マンモグラフィ、、、
検査結果は要精密検査。
自分で気が付いたしこりともう1箇所、組織をとられて検査。
自分で気が付いた方のしこりは乳腺症との検査結果だったんだけど、
もう1箇所の方が「がん」だと。
まだ、がん自体は小さいし、早めに治療すれば100%治るといわれている。
説明はよくわかる。
何をしなければいけないかもよくわかった。
でも、10月と11月にわたしの中ではとても大事なイベントがある。
「そんなことより体のほうが大事だ」と言われるかもしれないけれど、
コレまでかけてきた時間とこれからの時間を天秤にかけると、
手術後の自分に楽しいことが待っているような気がしないのだ。
わたしは結婚もしていないし、子どももいない。
わたしにとって大切なのはわたし自身しかない。
だから、必死にダイエットして綺麗な身体を取り戻した。
これからもこの体を維持していく為の一つとして運動に取り組んできた。
その体に傷が付く。
最悪の場合、片方の胸がなくなる。
胸なんかなくったって、、、、
わたしは9cmの子宮筋腫があって、もう子どもを生むことは出来ないと思う。
そのうえ胸までなくなったら、女としてなんにもなくなる。
いま好きな人はいないけれど、いつか誰か好きになったとしても、
というか、もうだれも好きになれないような気さえする。
誰かに話したいけれど、誰に話しても無駄な気がする。
だって、わたしじゃないから。
これから治療をしていかなければいけない。
何がどうなるのか、まだ何もわからないけれど、
胸が片方なくなるくらいなら、何もしないでいたい。
治療しなくたってすぐにどうなるわけじゃないだろうし、
何年後かに転移してもう治らないといわれたらそれはそれで諦めることにしたい。
だって、もし、痩せなければ、太ったままだったら、
しこりになんか気がつかなかっただろうと思う。
「痩せたから早く気がついてよかったじゃない」と言われるだろうけれど、
気がつかなかったと思えば、このまま放置したって良いんじゃないかとさえ思う。
天中殺後半の今年。
何もなければいいと思っていたけれど、そうはいかなかったわけだ。
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このblogはわたし個人を知っている人にはほとんど紹介していないので、
泣き言を書いてしまいました。
書いたら少し気持ちが冷静になりました。