マルチ・キーボーディストの真実 | Texas Rose Cafe

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通常マルチプレイヤーと言えば複数の楽器しかもギターとキーボードなどのように基本構造の違う楽器を操る演奏者に対して使われます。ポール・マッカトニーやスティーブ・ウィンウッド、トッド・ラングレンなんかがその代表です。本来英語ではマルチ・インストゥルメンタリストと言うそうです。ただし例外的に複数のキーボードを操る演奏をマルチキーボードと言うのでリック・ウェイクマンもマルチプレイヤーと言えるでしょう。

リック・ウェイクマンは1949年にロンドンで生まれ王立音楽アカデミーでピアノ教師を目指します。ところが在学中からセッション・ミュージシャンとして活動を始め、周囲から学業とミュージシャンの両立に対する批判もあって中退してしまいます。1971年にはイエスに参加、「こわれもの」は彼の参加なくしては出来なかった名作です。その後何回かの脱退と参加を繰り返しますがそれは彼のちょっと破天荒な性格によるところも有ったのかもしれません。ライブでビール片手にカレーを食べながら演奏してたっていうエピソードは本当なんでしょうね。

ソロ時代にキーボードに囲まれてマルチ・キーボディストぶりを発揮してる映像がありました。「アーサー王と円卓の騎士たち」より「アーサー王」です。




現在の彼は英国でタレントとしても活躍してるそうです。BBCの「Watch Dog」という番組で消費者に代わって企業広告などに関する問題点をリポートする役どころなんですが、正論を言ってそうなんですがなんとも偏屈おやじ風です。こんなおやじが音楽の先生だったらって考えると、生徒達から陰口を言われるような先生になっていたか、親しまれかつ尊敬される先生になっていたかは紙一重のような気がします。彼はどっちのタイプだったでしょうね。ただ言えるのは彼のマルチな才能は音楽だけには留まらなかったって事です。



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