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７０年代ロックでかってに作ったコンピレーションCD「Song for Fukushima」より今回紹介するのはポール・マッカートニー＆ウィングスの「ジェット」です。
福島県相馬市にある僕の実家は、事故のあった原発より北に約４５キロの位置にあります。事故後の５月上旬にやっと実家の様子を見に行くことが出来たのですが、そのときに車の中でずっと聴いてたのが「Song for Fukushima」という自分がかってに作ったプレイ･リストだったんです。
ウィングスとしての活動が軌道に乗り始めたころ、アルバム録音の為にナイジェリアに向かう日の前日までにバンドメンバー２人が脱退し、苦難の船出となってしまったのが本作「バンド・オン・ザ・ラン」でした。さらにナイジェリアではデモテープの盗難なども重なりさぞつらい日々だったのではと心配するのですが、出来あがったものはウィングスの最高傑作となりました。
誰もが人生の中でどん底を経験するとは限りませんが、そのどん底を経験してそこから這い上がってきた人は何に対しても強いですね。ポールの事を天才という人がいますが、もちろん才能あっての事ですが、経験と努力からものを創り上げる人なんじゃないでしょうかね。
ところで「ジェット」って当時ポールが飼っていた犬が生んだ７匹の子犬のうちの１匹の名前なんですって。でもこの曲の歌詞って意味がありそうで無さそうでよくわからないです。もしかしたらダダの言葉遊びなのかなって思ったりしますがどうなんでしょう。なにも考えずに言葉を音としてとらえれば、とても軽快でいいんですけどね。この曲だけナイジェリアじゃなくてロンドン録音だそうです。
「Song for Fukushima」
1.Add Some Music To Your Days/The Beach Boys
2.Love The One You're With/Stephen Stills
3.My Brother Jake/Free
4.Situation/Jeff Beck Group
5.Blue Sky/The Allman Brothers Band
6.You Told Me Baby/Bonnie Raitt
7.True Blue/Rod Stewart
8.Rocks Off/The Rolling Stones
9.Rosalita/Bruce Springsteen
10.Simple Man/Lynyrd Skynyrd
11.Jet/Paul McCartney＆Wings
12.All Along The Watchtower/Dave Mason
13.Long Distance Love/Little Feat
14.The Pretender/Jackson Brown
15.Sweet Talkin' Woman/Electric Light Orchestra
