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ビートルズのカバーは星の数ほどあるしカバー集も沢山出てると思いますが本作は特別ですね。映画のサントラですが曲の寄せ集めみたいな感じはまったく無くて、それぞれのアーティストがおそらくは幼い頃から聴いていたビートルズに対して感謝と敬意の気持ちを込めてカバーしてるんだと思います。
ビートルズを愛し知的障害を持った父サムと娘ルーシーによる愛の物語は、公開当時多くの感動を生みました。同時に映画の全編を通して流れるロック系アーティスト達によるビートルズのカバーも、映画と同じように心に残るものでした。
とくにサラ・マクラクランの歌うブラックバードを聴くたびにダコタ・ファニングの健気な演技が眼に浮かびます。現代社会に失われつつある大切なものに優しくスポットをあてながら、映画も音楽もさわやかな後味を残してくれます。
