ﾘｭｳﾀ「ブ～ンブ～～～ン わ～い わ～い♪」
ｳﾗ「あれ？どうしたのそのオートバイ？」
ﾘｭｳﾀ「あ！カメちゃん！」
ﾘｭｳﾀ「へへへ～カッコイイでしょ～ 乗ってみる？
答えは聞かないけど～♪」
ｳﾗ「いやいや…そーゆーことじゃなくてさぁ」
ｷﾝ「どうやら…」
ｷﾝ「どこぞで拾うてきたらしいで」
ｳﾗ「キンちゃん！？ そこにいたんだ！」
ﾓﾓ「うぃ～ プリンをちょっと食いすぎちまったなぁ…
あん？ 何だ…そのバイク」
ｳﾗ「あぁ～センパイ！
どうやら…リュウタが勝手に拾ってきちゃったみたいなんだよねぇ～」
ﾓﾓ「勝手に？…ったく小僧はろくなコトしねぇ～な～」
ﾓﾓ「…ってゆーか
普通こんなの落ちてるわけないねぇ～だろ～」
ｷﾝ「それもそうやなぁ しかし立派なバイクやで！」
グイッ
ｷﾝ「うわっ！！」
ドサッ
ｳﾗ「ちょちょ ちょっと…キンちゃ～～ん！？」
ﾓﾓ「あ～ぁ」
ｷﾝ「なんや！！ 取れても～た！」
ﾘｭｳﾀ「ねぇねぇ～♪こっちも外れたよ～♪」
ｳﾗ「あぁ～あ…オートバイがバラバラになっちゃった」
ﾓﾓ「ったく… 熊がバカ力なんだよ」
ﾘｭｳﾀ「おもしろ～～い♪」
ｷﾝ「おっかしいなぁ…
そないに強くひっぱったつもりはないんやけど…」
ﾓﾓ「しかし…これを見たら
持ち主はそうとう怒るんじゃねぇか？」
ｳﾗ「無くなった上にバラバラだもんねぇ
間違いなく怒…」
ｳﾗ「…る…ん？」
ﾓﾓ「え？」
ゴゴゴゴゴゴゴ…
ドドドドドドドド
ﾃﾞｨ「誰だ～～～～～～！」
ｳﾗ「あれは！ ディケイド！？」
一同「ま…まさかこのバイク…持ち主はディケイド！！」
ﾓﾓ「まぁまぁ…怒る気持ちも分かるけどよぉ
小僧も悪気があった訳じゃねぇ～から勘弁してくれよ～」
ｳﾗ「そうそう バラバラになっちゃったのも不可抗力だし」
ﾃﾞｨ「あん？」
ﾓﾓ「おいおい…そんなに顔を近づけるなよぉ…」
ﾃﾞｨ「お前だな…モモタロス…」
ﾓﾓ「え？」
ﾃﾞｨ「犯人はお前だと言っているんだモモタロス！！！」
ﾓﾓ「おいバカ！ 何勘違いしてんだよ
バイクを持って来ちまったのは小僧だってば～」
ﾃﾞｨ「バイク？ 話をすり替えるな～～
俺は今デザートの話をしている！」
ﾓﾓ「デザ～～ト？」
ﾃﾞｨ「そうだ！昨日買ってきたばかりの高級プリンだ！」
モモタロス！ お前からはそのプリンのにおいが
漂っているんだよ～～」
ﾓﾓ「あ…もしかして…あれか？」
ﾃﾞｨ「やはりな…」
ﾓﾓ「うわぁ～ 悪かったぁ～～っていうか
それこそ不可抗力だ～！ よせ～話せわかるぅ～～」
ｳﾗ「やれやれ…ディケイドは別件だったか…
まぁそっちはセンパイに任せて…と」
ｳﾗ「これは…」
ｳﾗ「…どうしたものかねぇ」
ヒュウウウウウウ～～～～～～～っ
バサバサバサ～～～～ッ
ｳﾗ「うっ…」
ｳﾗ「風……？」
つづく