映画『幸せの教室』 | 『もの想い』macoto

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幸せの教室  (2012年)




映画ストーリー


学歴を理由にリストラされたラリー・クラウン(トム・ハンクス)は、


再就職のためスキルを身につけようと短大に入学する。


その大学でスピーチを教えるメルセデス・テイノー(ジュリア・ロバーツ)は、


結婚生活の破綻からアルコールに走り、教師としての情熱を


見失っていた。初めてのキャンパスで年齢も境遇も違う


様々な人々と出会い、充実した毎日を送り始めるラリー。


そんなラリーとの交流を通して、自分と向き合い始めるテイノー。


果たして二人はこの教室で、幸せな未来を見つけることが出来るのか…


(パンフより)



カチンコ感想



映画の公開初日から観に行ったのは久しぶり。


アカデミー賞受賞歴のある俳優のトム・ハンクスが


自らメガホンを撮り制作・監督・脚本・主演を手掛け


同じくアカデミー賞受賞歴のあるジュリア・ロバーツとの


豪華共演ということで彼らのファンである僕としては


映画館へ駆けつけた訳です(笑)


フォレスト・ガンプのトム・ハンクスと


プリティ・ウーマンのジュリア・ロバーツのイメージが


いまでも鮮明に残っていたので


スクリーンに映し出された第一印象としては


「ちょっと老けたなぁ…」という残念感は拭えなかった。


しかし、物語が進むにつれそれも役柄として


演じていたのだと思い知らされることになる。


トム・ハンクスは決して超ハンサムという訳ではないのに


役を演じている彼はふとかっこよく見えるときがある。


そしてジュリア・ロバーツの笑顔は今でも素敵で


観ている人がまるで自分のことを彼女が好きで


そんな大好きな人にだけ見せるような笑顔である。




さて前置きが思わず長くなってしまいましたが、


作品の方はというとまず原題は『ラリー・クラウン』


まさに彼の物語なのだからフォレスト・ガンプや


ロッキーやハンコックなど主人公の名前そのまま


邦題の『幸せの教室』は少し違和感を感じました。


物語自体はとてもハートフルで今の時代を表現してて


良い映画だとは思うのですが、俳優として良くても


トム・ハンクスの監督や脚本の腕の方は


ちょっと物足りなさを感じてしまったのは僕だけでしょうか?


俳優や女優が監督や脚本もやることも珍しくなくなってきた


昨今の映画業界ですが、2足のわらじは難しいんでしょうね^^;




僕がとくに気に入ったシーンはラリーが家を売って


引越しをするときにお隣りの黒人さんから


「運命がこの場所から連れ出してくれるんだ」みたいな


台詞があって、もしかしたら僕も今の場所に引越したのは


運命なのかもしれないなってふと思いました。


あともうひとつあるけど、この映画の最大のテーマだと


思うのでそれは実際に観て感じてくれると嬉しいです^^




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