氷の一葉 | 『もの想い』macoto

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『もの想い』 macoto-201202282100氷の一葉





枯葉一枚として残っていないこの枝に


氷で出来た一枚の葉


まるでそれは恋のように繊細で


いまにも溶けてなくなりそうなんだ




君を好きになればなるほど


その熱で溶けてしまわないかと


いつも不安でいるけれど


君と重なり合った瞬間に


溶けてしまっても構わないとさえ思えるのは何故




恋とは氷の一葉が溶ける瞬間に生まれ


氷の一葉が水滴になり地面に落ちた瞬間に終わる


その水滴が落ちた場所がアスファルトなら消え


その水滴が落ちた場所が土ならば愛に変わる


そんなものかも知れないな




願わくば土に落ちた水滴がまた


新しい愛の芽生えとなりますように






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201202282100詩集(ポエム)

前に雪が降った数日後に撮った写真で

裸の街路樹の枝に氷が葉っぱのように

できていました。自然の作った芸術品は

至る所にあるんですね^^


さてこちらは冷え込んでいて

今夜から明日にかけて雪が降る予報です。

寒暖の差がめまぐるしい季節ですが、

風邪などひかないように気をつけてください^^