恋に生きるか愛に生きるか | 『もの想い』macoto

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僕は年齢ばかり重ねてきたけれど


恋に対してはほんと未熟なままなんだ


それはいままで恋に生きた期間が短いから


そんな僕が君に恋をしたのは奇跡なんだろう




いくつになっても夢見がちな僕は


自分を顧みずに年の離れた君に恋をした


いままで少ししか恋をしてこなかった僕


恋をしても熱しやすく覚めやすいから


すぐに終わるか 愛に変わるかだった




だから恋に生きるには経験不足で


愛に生きるにはもう傷だらけで怖いんだ


そんな僕の人生を後悔していないと


今、そして未来に言えるだろうか?




いまを生きるという言葉を


後悔してきた言い訳にしていないだろうか?


君に恋をしてしまった僕は


君に恋する前に愛していることを思い出す


僕は君を愛してから恋をしてまた愛に生きる




孤独を愛する覚悟で生きてきたあの日から


その気持ちが揺らぐのは


きっと自分の弱さでしかないのだろう


きっと僕を愛してくれる人なんていないし


きっと僕を愛してはいけないんだよ




先の見えない恋や愛に生きるのは


君じゃなくて 僕だけで充分なんだよ


中途半端な優しさは罪なのだと


君にも 僕にも言い聞かせないといけないよ






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