命と引き換えに | 『もの想い』macoto

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たとえば目の前に池があって

 

子供が溺れているとしたら

 

身を投げ打って助けようとするでしょう

 

 

 

もしもあなたが泳げないとして

 

同じ状態ならどうでしょうか

 

それでも助けに飛び込めるでしょうか

 

 

 

溺れている子供があなたの子供なら

 

せめて自分の命と引き換えに

 

子供だけでも助けたいと思うでしょう

 

 

 

きっと命に晒されている状態では

 

そんな考えてる時間も余裕もない事が多い

 

そこで表れるのであろう生物の本能のようなもの

 

 

 

同じ種を守るために働く防衛本能のようなものが

 

きっと私たち人間にも備わっている反面

 

国という境界線を作ったことにより

 

同じ種でも別の国という基準ができてしまった

 

 

 

本来は地球上に住む同じ人間なのに

 

歴史や経済という知識だけに捉われすぎて

 

自分勝手に差別をする人間もいます

 

 

 

たとえばそんな自分勝手な差別をして

 

周りの人間たちに被害を与えるような人が

 

目の前の池で溺れていたとしたら…

 

 

 

……あなたは命と引き換えに助けますか?

 

 

 

 

 

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201110192030エッセイ『もの想い』

 

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なかなか難しい問題ですが

差別をした人間を差別しては

自分も同じになってしまう。

でも心境的にはやっぱり…と

思ってしまう自分もいる。

 

自分の命を引き換えにしても

助けられる勇気があるのかは

実際にその場になってみなけりゃ

本当の自分はわからないものです。