「わしゃあな 夢があるんじゃ」
幾重にも重なった
シワシワの顔をしたお爺ちゃんが
瞳をキラキラと輝かせて言った
そのお爺ちゃんはきっと
あと何年生きられるかなんて
これっぽっちも考えてないんだろうな
しわくちゃになった笑顔だけど
きっとそのキラキラの瞳だけは
子供の頃のままなんじゃないかな
僕もそんな風にいつまでも
キラキラと瞳を輝かせて
いまを生きていたいよ
あのお爺ちゃんのように
目の前に居る君に好奇心旺盛な瞳で
「僕には夢があるんだよ」って
いくつになっても語りたいって思ったよ
そしていつまでも君に恋をしていたいよ
恋するお爺ちゃん
夢見るお爺ちゃんになれるように
君はいつまでも乙女でいてね
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