迷子 | 『もの想い』macoto

『もの想い』macoto

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迷って 嘆いて 不安になって 諦めて


選択肢が残ってるということは


あたしを優柔不断にさせるね




先のことばかり考え過ぎて疲れちゃった


まるで浜辺でお母さんの姿が見えなくなって


迷子になってしまった幼子のように


知らない人だらけで怖くて泣いてる




ただお母さんだけを見ていた頃


ただお母さんについて歩いた頃


頼る人が居るという心強さがあった




いまは誰にも頼ることもできず


行く当てもなく人生の迷子


もういまは自分の足で立つしかないんだ


いつまでも誰かに頼っていたら


自立はできないんだって思い知らされた




でも自分の足だけで立つことも


誰かの助けを借りて立つことも


どちらも間違いじゃないんだよって


君は教えてくれた




ほらもう君は立っているじゃないか


だから歩き出せるよ


そういって背中を押してくれた君




そうなんだ


まず立ち上がることが大事


そこから何かが動き出すんだね


ありがとう


もう迷子になっても怖くないよ






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