損得勘定 | 『もの想い』macoto

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日本という国が借金大国と呼ばれるようになって


いったいどれくらいが経つのでしょう?


そんな借金大国の日本が十数年と続く不況のなか


どうして破綻をしないのか不思議だと思うのですが、


そこには複雑なカラクリがあるようなのです。




私もそんなに頭の良い人間ではないので


自分なりにその不思議を調べてみて、


なるべく解り易く整理をしてみました。




まず日本の借金はどこから借りているのかと言えば


90%以上は日本国民の資産から借りている国債。


アメリカや韓国などと違って


外国から借りている借金の割合は少ないそうです。


言い換えれば日本国民の資産なので相殺できます。




逆に日本の政府が保有する資産はというと


日本の借金額の約半分ほどの額になるそうです。




単純に国民一人当たりの額に換算すると


2009年時点で借金は一人約700万円


そのうちの90%以上は国民の資産のため


実質的な海外からの借金は一人約50万円程度。




逆に国民一人当たりの資産額はというと


政府保有の資産のみで一人約350万円なので


借金の約50万円を引いても一人約300万円ほど


プラスになるという計算なんだそうです。




それではなぜ日本はこんなにも不況が長引き


社会は疲弊しているのでしょうか?




日本国民の資産と借金多くは祖父母世代のものであり


父母世代は現役で収入はあるけど生活がやっと


孫世代といえばパートタイムの仕事ばかりでニート寸前


もしくはニートという感じで独立すら難しい状況が多い。




この不況が長引く問題の本質は


お金があるのに動いていないことが


大きな原因ではないのでしょうか。




祖父母は立派なマイホームを建てて


古い生活必需品を使い続け貯蓄に励む。


その祖父母のマイホームを2世帯住宅へ


リフォームし直し父母世代は財産分与を待つ。


年齢的には独立しなきゃならない孫世代は


お金がないのでアパート・マンションを借りて


生活するのもやっとで欲しいものも買えない。




そんな状態の日本人家族が


いまどのくらい居るのでしょうか?


子や孫にお金を回して


タンス預金や資産運用を託せば


どれだけ景気が良くなことでしょうか。




エコの観点からからすれば


モノを大事にして長く使い続けることは○。


でも古い家電などを使うよりも


最新のエコ家電などを使った方が


長い目で見ると◎。




だって日本は資本主義国家。


消費が落ち込めば給料が下がる。


給料が下がれば安物買いに走る。


安物買いに走れば利益が下がり


消費が落ち込み給料がさらに下がる。




はい、いまの日本のデフレスパイラル。




結局は安物買いの銭失い状態で


いまや本物ですら安く売らなきゃならない。


このままでいいのでしょうか?




目先の損得ばかり考えて


1円でも安いものをと欲求することは


長い目で見たら不況の続いている日本自身が


答えを見せてくれているのでは?




そんな風に感じている昨今です。


損得勘定はこれからも続いていく


将来の日本の子供たちのためにも


長い目で見なければならないんじゃないかなぁ…。






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参考資料:

 ■日本の借金時計

 ■国民一人当たりの国の借金は存在しない

 ■日本の借金と韓国やアメリカの借金は違うのでしょうか?

 ■安物買いとデフレスパイラル




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この記事を読んで何か感じた方

お金をしっかり溜め込んで

少し生活に余裕のある方などは

このシルバーウィークに

日本製のエコ家電に買い替えたり

日本国内で消費しませんか?w


macotoも僅かですが

できる範囲で自分に必要な消費を

してみたいと思います^^v


超長い記事を最後まで

読んでくれてありがとう^^