初めての記憶 | 『もの想い』macoto

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ブログネタのテーマを物語風にした

ブログネタショートストーリーですニコニコ

今回のテーマは

人生一番目の記憶は?



「初めての記憶」 作:macoto



ドクン…ドクン…ドクン…


ここはどこだろう…


とても懐かしい匂いのする

温かいぬくもりに包まれている感じ…


ドクン…ドクン…ドクン…ドクン…


僕の記憶を遡ると聴こえてくる音


それは生きている証

それは命をつなぐ音


どこか遠くから優しい声が聴こえる

とても優しい男の人の声

なにか待ち侘びるような女の人の声

そして二人の笑い声


「僕はここにいるよ…」


そう声に出したくても水の中にいるような感じで

うまく声に出せなくて手足をバタバタもがくんだ


すると女の人の声が遠くの方で弾んで


「動いた!ねぇ 動いたよ♪」


すると少し近くから男の人の声で


「おーい 早く出ておいでー」


壁のすぐ向こう側から聴こえてきたから

また足をバタつかせてみた


「おー!ほんとだ!動いた♪」


なんだか知らないけど二人が喜んでるから

とりあえず僕は手足をバタつかせることで

自分の存在に気付いてもらえると知った


こうやって僕はもがくことを初めて覚えた

それが僕の存在を示す生きる術ということも…


                     fin






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人生一番目の記憶は? ブログネタ:人生一番目の記憶は? 参加中


今回は連載中のお話しじゃなくて単発のストーリーです^^

人の記憶ってたぶんお腹にいるときから
あるんだと思います^^

ただ脳にインプットされ続けていくたびに
古い記憶は上塗りされていき
記憶の深い所から引き出せなくなってゆく…

そんな風に考えると人間が命を繋いで
こんなにも進化してきたのも頷ける気がしませんか?

なんとなく見たことがある状況や風景を見たときに
「あ、なんか前にもあったような気がする」
と思うデジャヴなんかも記憶はあるけど
そのときのことを引き出せないだけなのかも
しれませんね。なんて根拠もない仮説を立ててみたり笑

macotoの思い出せる一番目の記憶は
ちっちゃい頃に父の田舎の高知に行ったとき

なんか転んだかなんかで「痛いよぉ~泣き3」と
泣いていたのを仲良くしてくれた
いとこのお姉ちゃんが「(ココに)居たいよぉ~泣き3」と
帰りたくないと泣いていると勘違いされて
言うに言えなくて「お姉ちゃんと一緒に居たいよう」と
小さいながらも空気を読んで泣いた記憶があります^-^;