君が見れたら | 『もの想い』macoto

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見えない僕の瞳でも 君の事がわかる

優しさ風に吹かれて 運んでくる



いつの日だったろう

君とめぐり逢えた 静かな午後


夏の匂いが ほら

ともに聴こえてきた 君の声と


どうしたのと 不思議そうに

近づいてくると 君はこの手を

ぎゅっと掴んで 連れ出してくれた


たとえその目 見えなくても そんな変わりないよね

草原の風・匂いは 感じられる


君の瞳に映る僕は どんな風に見えるの

真っ白なこの世界は 君が見えない




いつも話してたね

君が来てくれてた 土曜の午後


空に浮かんでいる

雲が美味しそうと 君は言った


どんな形しているのと

尋ねてる僕に 取ってきたよと

そっとこの手に 手渡す綿菓子


ずっとその目 治さなくて 今後つらいままより

いまほんのちょっとがんばれば 治るんならば


君と同じ空眺める そんな景色を見たい

勇気を出して手術に 挑んでみるよ



君の瞳に映る僕を いま捜しにゆくよ

どんな君だっていいよ 君が見れたら


優しい君の微笑みを この胸に…








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 目の見えない少年を

 心優しい少女が勇気を

 与えてくれる物語風の

 歌詞にしてみました。

 そこに愛があれば

 人は強くなれるのでしょう