新旧・内蔵HDDの性能比較 | Mac mini でリビングPC

新旧・内蔵HDDの性能比較

Intel 版 Mac mini の内蔵ハードディスクはシリアル ATA タイプに変更されたが、その性能はどの程度のものなのだろうか。PPC 版 Mac mini と、PPC-Mac mini に接続した外付けハードディスクとのベンチマーク比較を行ってみた。

XBench 1.2 によるハードディスク・ベンチマーク

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さすがに外付けの 3.5 インチハードディスク(Seagate ST380011A)には(一部、上回っている値もあるものの)及ばないが、シリアル ATA タイプになっただけのパフォーマンスアップはあるようだ。

シリアル ATA はバス転送速度が従来の E-IDE よりも早くなっているが、実際はハードディスクの内部転送速度がボトルネックになって、現在はそのスピードが活かせない状況にある。とくに、2.5インチディスクは 3.5インチディスクよりも相対的に遅いので、このような結果になると考えられる。

PPC-Mac mini のときは外付けハードディスクから起動すると、システム全体が軽くなって快適になっていたが、そのときほどの効果はないにしても、Intel-Mac mini でも外付けハードディスクから起動した方が早くなることは期待できそうだ。
また、回転速度が 7200rpm のディスクや、垂直記録方式で記録密度の上がった Momentus 5400.3 などに交換した場合も速度アップの期待はできる。チャレンジした方は是非その効果を教えていただきたい。;-)


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