Security Update 2005-007 | Mac mini でリビングPC

Security Update 2005-007

8月15日、Mac OS X のセキュリティアップデート「Security Update 2005-007」が公開され、ソフトウェアアップデートや Web サイトからのダウンロードで入手可能となっているが、すでにアップデートした方も多いことだろう。
この最新セキュリティパッチでは、Apache2 の脆弱性や AppKit、CoreFoundation のバッファオーバーフロー、Fast User Switching の認証問題、Kerberos の脆弱性など合計34件のセキュリティ問題が解決されている。

筆者も公開直後にアップデートしてしばらく使ってみているが、それまで頻繁にフリーズ/強制終了などのトラブルが多かった Safari が、適用後ではその頻度が減ってくれた(全くないわけではない)ので、少なくとも当てた意味はあったようだ。

今回のセキュリティアップデートは Apple が今年公開したものの中で最大規模となっており、たくさんの脆弱性に対するパッチがなされているので、まだ当てていない方も早めに当てることをおすすめする。ただし、G5 マシンで、Security Update 2005-007 (Mac OS X 10.4.2)アップデートを適用すると、Mathematica 5.2 など 64bit ネイティブアプリケーションが起動しなくなってしまうバグが存在するとも言われているので、該当する人はアップデートを控えた方がいいかもしれない。

Security Update 2005-007 について
ITmedia - 「Mac OS Xの最新セキュリティアップデートは今年最大規模」

(追加情報)
32-bit バージョンの LibSystem を 32-bit バージョンと 64-bit バージョンの共用のものに置き換えた「Security Update 2005-007 v1.1」が配布されています。
「Security Update 2005-007 v1.1 (Mac OS X 10.4.2 Client)」について