ミニーの大腸がん体験記
1年前を振り返るシリーズその3前編
↑えっ⁉︎そんな感じだったのという方
そんな感じなんですよ
飽きずにお付き合いいただけたら、
ミニーとっても嬉しいです
どう頑張っても
バリウムは排出されてこないし…
事は一刻を争う事なので
とりあえず検査の当日に
グリセリン浣腸して少し出してみて
行けるところまで行ってみましょう
ミニー初めての大腸内視鏡です
そりゃそうですよ
初めてじゃなかったら
とっくに発覚してますから
だいぶ前に受けた父や叔父、
はたまた我が社のボスbossまでもが口を揃えて
あれはホント大変なんだよなぁ〜
って言うんですよ
そんなこと聞いたら
ヤにならない方がおかしいですよね
とにかくとにかく憂鬱で…
早く終わってなんでもないと言われたい
という密かかつ大胆な希望の反面
本当に悪いとこがこれで判明しちゃうのね
という恐怖で前日は眠れずでした
当日、病院には父と伯母夫妻が
付き添ってくれました
母はお仕事が休めず…
私の中ではなんとも心もとない3人
伯母は極度の怖がりなので、
荷物持ち専門です
父は…
微妙に頼りない
だから娘がしっかりしてしまうのです
受付を終えて内視鏡室の待合へ
ミニーさん、お支度するのでこちらにどうぞ
とにかくため息しか出てこないんです
ロッカーでお尻のとこにヒラヒラのついた
検査用おズボンを履きました
あ、なんかちょっと恥ずかしくないんだ
不安な気持ちのほんの1ミリ程度ですが
少しだけホッとしました
この後
いよいよグリセリン浣腸
おトイレ少し我慢して
もう無理
ってとこで行ってね
とか無茶振りされました
ムリの感じで行きましたが
そんなにね〜
出るわけなんてないじゃん
もともと先生もきっと
期待してないと思いますよ
だからみんなが口を揃えて大変だと言った
検査前の下剤も飲むことなく
大変さを知らずにカメラになったわけですから
病院関係者の予想通りと思われる展開の中
またしばらく前室で待たされ
ひたすら間違いでありますように
と祈りました
そしてとうとう
じゃ、ミニーさん
検査室に移動しますね
とお呼びがかかり
検査室のベッドへ
30代半ばから後半
まあ、同世代っぽい消化器内科のdoctorと
ベテラン看護師さん2名
お若い先生だから恥ずかしいとか
そういうの考える余裕もなかったです
ただひたすら祈るのみ
なんでもなかったって
ドンデン返してください
いよいよカメラがミニーへ
in
doctor
あー。綺麗ですね
と言いながら進んでいきます
ほら
ほら
ほら
ねぇ
やっぱり間違いなんじゃないの
淡さが感じられないくらいに
ガッツリ期待してしまいました
体勢を1度か2度変えたその直後
あー
これだね
もうこれ以上進めないね
画面を見るとそこには
先ほどまでとは全く違う
もりもりとした何かが
行き止まりを告げているかのごとく
どっしりと存在してました
途端に怖くなりました
ここで少し細胞取りますね
と数カ所摘み
その間に
家族の事や今日は誰ときたのかなど
doctorに質問された気がします
今日は父ときたことを告げると
じゃ、お父さんがキーパーソンなんだね
って言われて
動揺で呆然としながらも
いや、それは違います
と思いましたが
口に出すのもめんどうなので
そのまま流しました
カメラが抜かれ
検査着を整えて
お隣の診察室のようなところへ
そこで
ご家族を呼んできて
とdoctorが看護師さんに
後編へつづく