さて、人気でも実力でも中心は揺るがないヴィルシーナですが、

そんなことは、猿にでもわかる予想であり、「出馬表読み」から見て、このヴィルシーナは一体どうなのか?

アルゼンチン共和国杯
ムスカテール ノーザンファーム生産 友道厩舎 内田博騎手 3番人気2着

エリザベス女王杯
ヴィルシーナ ノーザンファーム生産 友道厩舎 内田博騎手 1番人気?着

アルゼンチン共和国杯で、人気を裏切る凡走をしていたのならまだしも、
人気を上回る着順であったことは、ヴィルシーナにとってはあまり歓迎できない材料です。

取るに足らない些末なことかも知れませんが、「出馬表読み予想」の基本理念に厳密に照らしてみれば、

普通に“ヴィルシーナに黄色信号灯る”と発言してみたくなります。

ノーザンファームに流れが傾きつつあるのは間違いないところですが、内田博騎手が土曜日に騎乗予定のG2京王杯2歳ステークスの人気薄カオスモスで激走して、流れを一気に変えてしまわないことが条件となりそうです。

京王杯2歳ステークスでは、その他のノーザンファーム生産馬はメンディザバル騎手騎乗のヴァンフレーシュ、川田騎手騎乗のラブリーデイです。
(ネオウィズダムは回避濃厚)この3騎手、3頭の枠順と結果に注意を払わねばなりません。

土曜京都重賞ファンタジーステークスのノーザンファーム生産馬は再掲になりますが
ディアマイベイビー
ローガンサファイア
ローブティサージュ
の3頭です。

武蔵野ステークスに出走予定のノーザンファーム生産馬はアドマイヤロイヤル
ガンジス
ダノンカモン
トリップ


もともと頭数の多い生産者ですから、これだけ揃えば(この他にも比叡ステークス等有り)

同枠配置の恩恵の乱発という事態も大いに予想されますから、配置のみならず、各馬の結果にも留意すべきです。


横山典騎手についても、内田博騎手と同じような意味合いで、好走を疑わなければならない材料が存在します。

アルゼンチン共和国杯
ルルーシュ 2番人気1着

ヴィルシーナほどの共通性はありませんが、G2重賞を勝った翌週のG1だけに、危険な香りもしますし、

ホエールキャプチャの扱いは慎重にしなければならないと感じます。