題詠の「昭和」難しかった…。

他の方のはどんなふうに詠み込まれているのかな、と思ってのぞいてみると

やっぱりというか予想通りというか、ノスタルジー的なイメージ。

私はぎりぎり昭和生まれとはいえ、昭和の思い出なんてほとんどないし

いや、変に古い歌知ってたりするけどさ

だからって背伸びしてなつかしーなつかしーと言ってみたところで

全然リアリティがないですよ。だから、難しかった。

これも、逃げたって感じだな…うーむ。


懐かしいって言われたり、

昭和がブームになったりすると、ほんの少しだけど、寂しい気がする。

私がほとんど生きてきたのは平成であって

その割に、「戦後はものが無くても心が豊かだった」とかいうAlwaysみたいなことを言われても

じゃあ、私たちが生きてる時代をどうしろと言うのだ、と思う。

気がついたらこんな時代だった私たちはどうすればいいんだ。

それなりに楽しく頑張って生きていこうとするのになぁ。


忘れないのはいいことだ。

進むことばかりが正しいわけじゃないから、回帰することも、時にはいいと思う。

でも、昔みたいに急激な発展を望んだって今更成長のスピードは上がらないんだし

何か別の価値観を探すことも本当は必要なんじゃないか。

いい時代だった、そうだった、って言われても

そのころの考え方だけ残ってて、世間は変わってて、

ギャップの中でうごめいている。

ギャップを見たくなくて振り返るというのは、ある意味でいい支えなんだろうけど

じゃあ今しか知らない人たちは、何を支えにすればいいんだろう。

本当は、それが将来への希望だとか夢なのに

(そして意外と世間で言われているほど、若者は無気力でもなく、夢も希望も持とうと思えば持てるのに)

閉塞感。

本当は閉塞感なんて昔からあったんじゃないのか。

知らないからわからないけど。


私はもう今年から、一応大人とみなされる年齢なんだから

次の世代、というものが自然と後ろ(前?)に並んでいる。

今までは私たち、しかいなかったのに。

「私たち」のことだけ考えていてはいけない。次が待っているから。


うー。

その割に責任感のない自分ではありますが。