前回の記事では、取り急ぎできました!という報告だけであった。
今回は、組み上がったZビデオステーションのHW/SW面について画像で説明をしたいと思う。

部屋が散らかっているため(常に)、いろいろゴミなんかも写っているがみなかったことにしていただきたい。

1. サーバー外観

Zビデオステーションサーバの全体図となる。ケースはANTEC P183、キーボードはHHKB初代(ヨゴレが酷い...)である。
まちだごま(インディビジュアリスト - Individualist)-31.外観KBD


2. フロントを開けたところ

全然面白い絵ではないが、一応撮ってみた。
まちだごま(インディビジュアリスト - Individualist)-32.フロント


3. 内部上段

CPUクーラーはコスト削減のため、リテール品を使用した。
まちだごま(インディビジュアリスト - Individualist)-33.内部上段


4. 内部下段

4つのPCIバスを持つ、GA-H55-UD3HにPT2が4枚挿さっている。
まちだごま(インディビジュアリスト - Individualist)-34.内部下段

PT部分を拡大してみよう。
まちだごま(インディビジュアリスト - Individualist)-35.内部PT2x4


5. PT2へのアンテナ接続

壮観である。

PT2への接続部分
まちだごま(インディビジュアリスト - Individualist)-36.PT2への接続その1

ダブル分波/分配器 x 4つ
まちだごま(インディビジュアリスト - Individualist)-37.PT2への接続その2

アンテナからの入力を4分配している、ブースター分配器
ブースター分配器から出ているケーブルは自作したもので、見せるのも恥ずかしいほど適当なもんである。
まちだごま(インディビジュアリスト - Individualist)-38.4分配

これが全体図となる。
まちだごま(インディビジュアリスト - Individualist)-39.接続外観


6. ソフトウェア部分

システムプロパティ
まちだごま(インディビジュアリスト - Individualist)-40.システムプロパティ

デバイスマネージャでPT2が4枚認識されている。
まちだごま(インディビジュアリスト - Individualist)-41.デバイスマネージャ

ハードディスク構成、Windowsシステム用に100GB、ワーク用に1.9TB、録画データ格納用に18TB(HDD2~5をスパンで使用)
まちだごま(インディビジュアリスト - Individualist)-42.ディスクマネージャ

SpinelでPT2が4枚認識されている。
まちだごま(インディビジュアリスト - Individualist)-43.Spinelでのボード認識


7. まとめ

組立てからOSインストール、PT2の4枚差しおよびドライバのインストールあたりまでは特にトラブル無く進んだ。

苦労したのは2点ほどある。

(1) アンテナケーブルの作成
4C-FBケーブルの短いものを4本欲しかったため、自作した。出来合のものを買うと高いし、長すぎる。30cmぐらいあれば十分なのだ。
だが、慣れない作業である。ケーブルの被覆を剥いて、栓を差し込んでのこの栓の差し込みが非常に面倒。指が痛くなってしまった。また、本来はリングでかしめるのだが、もっと練習して綺麗なケーブルが作れるようになるまで暫定的にこのままで使うことにした。
一応、テスターで導通はしてることが確認できたため、よしとしよう。

(2) Spinelクライアントからの認識
Zビデオステーション側のSpinelでのPT2の認識は特に問題なかったのだが、クライアントからのアクセスがうまくいかない。全PTのBS/CS側は問題ないのだが、地上波が1枚目のPT2でしか使えない(信号が0dbになってしまう)。
ケーブルが悪いのか、PT2の問題なのかとかいろいろ切り分け作業をしているうちに、ふと、2枚目の地上波も認識しているではないか、なんで急になにもしてないのに???、、、、、、、!使えない状態で一旦Spinelサーバーを終了させて、再度起動するとそれ以降使えるようになっていた。
理由はあまりよくわからないが、それを全PTの全チューナー分繰り返して、結局すべて正常に使えるようになった。


組み立てから動き始めるまで2日ぐらいを要したが、それほどの苦労もなくここまでこれたのは、製品としてのPT2の完成度の高さおよび、各種フリーソフトの出来が非常に良いためだと感じた。
あらためて関係各位には感謝したい。

Zビデオステーションができたあかつきには(本当にできるのか???)、先人達と同様にフリーとして公開する予定である。