国土交通省が平成21年1月1日の公示地価を発表しました
予想通りの下落です
平均で商業地で4.7% 住宅地で3.2%の下落です

バブル崩壊時と同じで、景気後退で地価の下落が鮮明になってきました
特に大都市での下落が顕著で、昨年9月のリーマン・ブラザーズの破綻以降に、急速に地価が下落し、金融危機の影響でマンション業者の資金調達が困難となりあいついで破綻をしまいた
そして、不動産市場に流入していた不動産ファンドなどの投資資金が一気に引き揚げ、地価の下落に拍車がかかりました
日本経済を引張ってきた不動産は今後、地価下落に伴う本格的な資産デフレに直面することになりのでしょう
この地価の下落で名古屋でのトヨタショックがあきらかになりました
全国商業地の下位上位ベスト10のうち9つも名古屋市が入っています

やはりトヨタの好景気で名古屋の商業地に不動産投資が起こっていたのが、一斉に投資ファンドが資金を引き上げた結果でしょう
名古屋では大規模再開発が多く計画されていたから、これからが大変だと思います
地価の下落、そして、景気後退による需要不足のダブルパンチに見舞われます

今販売されているマンションは、デベロッパーが高値で土地を仕入れているので、まだまだ高い価格になっていると思います
今後も土地は下落傾向にあることから、今はマンションの買い時ではないと思います
秋に向けて更なる下落が予想される事から、少なくとも今は
様子見ではないでしょうか?