11/8に行われた全日本洋菓子工業会主催の
「第8回スイーツコンテスト/TARTE-1グランプリ」に、今年も一般審査員として、審査に参加させて頂きました。
全国から71件の応募があり、書類審査を経て、決勝に12名が勝ち上がりました。
1. 雪化粧かぼちゃのタルト〜北国の秋の味覚〜
今 伸五氏(株)北のアトリエ
2. 雅(みやび)
佐藤 愛佳氏(株)柏屋
3. 筑波の秋 茨城〜シルクスイートと福来みかんのシブスト〜
魚住 美恵子氏 コンラッド東京
4. Tarte aux cacahue'tes/落花生のタルト〜千葉の恵み〜
男澤 佳菜氏 シェラトングランデトーキョーベイホテル
5. Surprise mont-blanc a' ma facon〜可児 秋の彩〜
今田 翔平氏 (有)タダシヤナギ
6. Tarte The'ret GURI〜静岡県産ぐり茶と三ヶ日みかんのマリアージュ〜
大和田 将希氏 ホテルメトロポリタン池袋
7. 京の風〜和の集約〜
門 哲平氏 (株)ロマンライフ
8. 大阪ハニータルト〜蜜蜂から愛をこめて〜
久米原 恵氏 ロイヤルホテル(株)
9. 淡路 玉ねぎタルト
松山 昴平氏 ザ・リッツカールトン大阪
10. 奈良県西野産 柿と生キャラメルのタルト
南 信吾氏 キッシュ専門店 レ・カーセ
11. Tarte au citron moderne-タルト・オ・シトロン・モデルヌ-
一二三 悠也氏 (株)OOB
12. 琉球紅茶のタルト〜Hirami lemon Tea〜
菅原 稜平氏 ルネッサンスリゾート沖縄
地方の特産品を生かした地産地消であること、販売を前提としたものであることが前提としてあるので、味や見た目だけでなく、素材を上手く活かせているかや、市場性についても評価されます。
グランプリまで勝ち上がってきたファイナリスト達のタルトは、それぞれ工夫を凝らした美しい作品ばかりでした。
それゆえ、審査も難航。
結果は、
農林水産省食糧産業局長賞
ホテルメトロポリタン池袋
大和田 将希氏
Tarte The'ret GURI 〜静岡県産ぐり茶と三ヶ日みかんのマリアージュ〜
『静岡県産のぐり茶と三ヶ日みかん、2つの特産品を使用。緑茶は、パートシュクレ、クレームダマンド、クランブル、アンビバージュの各素材に使用し、含有量を増やした。三ヶ日みかんは皮まで丸ごとコンフィチュールにし、タルトの底にアクセントとして敷き、相性の良いクリームチーズと合わせた』
第3位
シェラトン グランデトーキョーベイホテル
男澤 佳菜氏
Tarte aux cacahu e'tes/落花生のタルト〜千葉の恵み
〝基本のクレームダマンドの仕込み方を全卵ではなく、卵黄と卵白に分けて、分量のグラニュー糖で卵白をメレンゲにして合わせ、軽く仕上げた落花生の香りがするクレームダマンドがポイントになる。千葉県産の落花生をメインにして、千葉のさつまいもと千葉はちみつを使用し、千葉の恵みを表現したタルトに仕上げた。"
第2位
コンラッド東京
魚住 美恵子氏
筑波の秋 茨城〜シルクスイートと福来みかんのシブスト〜
"福来みかんは筑波山で自生する茨城固有のみかん。小粒ながらはじけるような強い香り、しっかりとした酸味、甘みがある。また、同県は干し芋日本一の産地。〝シルクスイート″の丸干しいもは、美しい黄金色で、ねっとりと柔らかで濃い甘みが特徴。福来みかんのシブースト、シルクスイートのコンポート等合わせ、フランス菓子を通じて筑波の秋を感じられる一品に仕上げた。"
優勝
ルネッサンスリゾート沖縄
菅原 稜平氏
琉球紅茶のタルト〜Hirami lemon Tea〜
"全国的に知られていない〝琉球紅茶″を使用したタルト。有機栽培され風味豊かで沖縄特有の味わいを持つ琉球紅茶をクレームダマンドやガナッシュに使用し、紅茶に合う酸味のある果物として沖縄を代表する〝シークヮーサー″と合わせた。レモンティーをイメージして、お客様が軽くサッパリと食べられるよう心がけ、沖縄の太陽を浴びて育つシークヮーサーを表現した。"
表彰式での総評として、細内副理事長から、
「コンクールに出ない人たちも、毎日お客さんとコンクールしていて、その方が厳しい。
満足しなければ、来なくなってしまう。
今回、冷凍で送らなければならないので、焼きたての香ばしさ出なかった。
上の部分にだけこだわるのではなく
どのように加工したかの説明がわかりにくかった。」
とのコメントがありました。
次回ら何にするか検討中とのことですので、来年のテーマはまた違うものになるようです。
選手、審査員の皆様、お疲れ様でした。
明日10/15(火)から開催の「2019 ジャパン・ケーキショー東京」の審査日にお邪魔させて頂き、緊迫した審査の様子と素晴らしい作品の数々を拝見してきました。
台風の影響もあり、出品自体をキャンセルせざるを得なくなった方々や、昨今の働き方改革の影響で、今年の出品数は昨年よりは少ない、と言っても、15部門約1800点の出品数と、恐らく世界一の規模と言っても過言ではないでしょう。
前身の東日本洋菓子作品展から数えると、実は今年で約40年近く開催されている歴史あるコンテスト。
昔、この大会で一位を取った方々か、今は指導員となられて、審査に当られているとか。
それにしても、会場にいらした審査員の顔ぶれが豪華豪華。
スイーツ界の重鎮が一堂に会する機会は滅多にないでしょう。
そんな由緒ある大規模な大会なのに、スポンサーはついておらず、一般社団法人「日本洋菓子協会連合会」と公益社団法人「東京都洋菓子協会」による主催のため、逆に制約がないそう。
以下、芸術的な作品の数々をご覧下さい。
北は北海道から、南は九州まで、出品者は全国から集まるため、台風の影響を考慮し、搬入〆切時間を1時間延ばしたそう。
特にピエスは、非常に繊細なので、パティシエの皆さんは、搬入し終わるまで気が抜けません。
中には、鹿児島から2日かけてゆっくりゆっくり車で運んだりした方もいらしたそう。
作品の傾向は、やはりその年その年によってあるそうですが、審査基準はまずは見た目、そして、味だそうです。
毎年若いパティシエたちの技術力が向上しているとおっしゃっていました。
パティシエさんたちは、この日のために、お店の営業時間後に、何度も何度も練習して、望まれるそうです。
そんな涙ぐましい努力の賜物の審査結果は、今日の深夜0時にHPで発表だそうです。
7階には、イートインコーナーがあり、スイーツコレクション2019に掲載の商品の試食もあります。
そして、明日にはセミナーも開催されます。
スイーツ好きの方は是非お運び下さい。
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2019ジャパン・ケーキショー東京
詳細
会期:10月15日(火)~17日(木)
10時~17時 最終日は16時終了。
主催:一般社団法人日本洋菓子協会連合会 公益社団法人東京都洋菓子協会
入場料:5階、6階 展示会場
一般:1500円 中学生以下無料
4階、7階 全員無料。
場所:東京都立産業貿易センター台東館
4、5、6、7階展示室
東京都台東区花川戸2-6-5
最寄り駅:浅草駅
(東武、都営、銀座、つくばEXP)
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4階
企業展示フロアー
5階、6階
コンテスト作品展示フロアー
マジパン部門、バタークリーム仕上げ部門 ピエスアーティスティック(アメ部門)、ピエスアーティスティック(ショコラ部門)、小型工芸菓子、チョコレート工芸菓子、シュガークラフト工芸菓子、プティ・ガトー、コンフィズリー、ジュニア、エコール、味と技のピエスモンテ、ディスプレイ部門、ギフト菓子部門、国内産米粉を使った焼き菓子部門
なお、5階のセミナー会場では初日、中日に洋菓子関連のセミナー開催
詳細は以下のURLからご覧ください。
http://yogashi.net/archives/info/2019%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%83%91%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%82%b1%e3%83%bc%e3%82%ad%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%bc%e3%80%80%ef%bc%95%ef%bd%86%e3%82%bb%e3%83%9f%e3%83%8a%e3%83%bc%e4%bc%9a%e5%a0%b4%e3%81%ae
また最終日は1時30分より表彰式が行われます。
1/30(水)から日本橋高島屋で始まったアムール・デュ・ショコラ2019
まずは、パトリック・ロジェ、ジャック・ジュナン、トロワショコラのインポートブースへ。
一番のお目当てのパトリック・ロジェのドームアソート9個入りをゲット。
いつ見ても美しい。キラキラ輝いて、まるで宝石のよう。
サロンデュショコラで販売されていた9個入りとは若干内容が違い、しかもこちらの方がお安いんです。
内容は、AMAZON、MISTRAL,SUDACHIの3種類。
SUDACHI(黒)がサロンデュショコラのBOXには入っていなくて、アムールデュショコラ販売のBOXに入っているもの。
SUDACHIは初めて食べましたが、酸味が効いていて、美味しい。
一番好みでした。
最近では、見た目のカラフルはドーム型のショコラは珍しくなくなりましたが、やはりロジェの右に出る美味しいドームショコラはないでしょう。
そして、次なるお目当ては、ショコラティエパレドオールのタカシマヤ限定のこちら
「和乃茶」
4種類のお茶とミルクとダークのチョコを合わせたショコラ。
一昨年販売されてとても美味しかったのですが、昨年は販売がなく残念に思っていたら、今年また復活しました。
玄米茶(左上)、抹茶(右上)、焙じ茶(左下)、麦茶(右下)の4種類です。
玄米茶のおせんべいのような香ばしさとミルクチョコのマリアージュ、抹茶の苦味と旨みを十分に引き出したビターとのマリアージュ、焙じ茶の広がりのあるほろ苦さとミルクのマリアージュ、麦茶の苦味がまるでコーヒーのようなビターとのマリアージュ。
以前より、完成度が増しています。
個人的には、焙じ茶が一番のお気に入り。
お茶好きの友人オススメの錦苑さんのほうじ茶と合わせて飲みたいです。
もちろん、ショコラを買うだけではなく、イートインメニューもあります。
こちらは、他のアムールデュショコラ会場には出ていなくて、日本橋高島屋限定のシンチェリータさん。
こちらをお目当てで、日本橋高島屋に来る人も多い大人気のお店。
一日中お客さんが絶えないお店と言っても過言ではないくらい。
シニフィアンシニフィエのブリオッシュとのコラボ、ブリオッシュコンジェラートは食べるべき逸品。
フレーバー、種類がありすぎて、散々迷った挙句、店員さんオススメのマサラスパイスに。
ベネズエラ産のカカオにクローブ、カルダモン、ペッパー、生姜、シナモンが入ったチャイのようなお味。
フレーバー全制覇したいので、毎日でも通いたいくらいですww
日本橋高島屋
アムール・デュ・ショコラ 1/30(水)~2/14(木)
https://www.takashimaya.co.jp/nihombashi/departmentstore/amour/index.html